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東京都交通局、都営バスの全運転手にMRI検査を実施へ
記事提供元:スラド
pongchang曰く、 東京都交通局が、都営バスの運転手に対しMRI検査を行うことが報じられている(NHK)。
運転手が運転中に意識を失うケースが多く確認されているとのことで、こういった事故を防ぐのが目的とのこと。脳のMRIで予見可能なのは動脈瘤の破裂であろう。しかし、突然死による交通事故は事業用でも多岐にわたる。たとえば 太田西ノ内病院の報告では肝硬変に伴う静脈瘤破裂の吐血などを含めて脳以外の疾病も多く、全身管理が必要である。心疾患や自律神経失調症による失神、初回のテンカンといった予見不可能な疾病も多い。
健康診断の強化は事業者の安全配慮義務の履行としては適切かもしれないが、予見可能性を潰す言い逃れに終わり、保身のためだけで、本質安全につながらない可能性がある。自動運転車が最善ではないかもしれないが、安全のための自動停止装置などの、人間が機能しない場合の対策をたてることが、検診より大切と思う。これは多様性、差別の文脈からの攻撃を逸らすためにも必要であろう。
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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
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