2018年ヒット商品ベスト30 安室や“はるたん”など選ばれる 日経トレンディ発表

2018年11月4日 21:36

印刷

 1日、日経トレンディが「2018年ヒット商品ベスト30」を発表した。

 1位に選ばれたのは、“平成の歌姫”として今年9月に引退した歌手『安室奈美恵』。他にも“ちびだら飲み”で支持された『ペットボトルコーヒー』や、12年ぶりに復活した『aibo』などが選出されている。

■1年間のデーターから見えたヒット商品

 11月1日に発売された月刊情報誌『日経トレンディ』12月号で、「2018年ヒット商品ベスト30」が発表された。これは1987年の同誌創刊以来、毎年12月号で掲載されてきた恒例企画である。今回は2017年10月から2018年9月の期間に発売された商品・サービス(※歌手や俳優などの人物も含む)について、「売れ行き・新規性・影響力」の3要素から判定し、日経トレンディが独自にランク付けしたものだ。

 ランキングは以下の通りとなる。

【1位】安室奈美恵
 1990年代に多くのヒット曲を生み出し、若者の間に「アムラー」などの社会現象を引き起こした歌手『安室奈美恵』が1位となった。今年9月16日には26年にも及ぶ芸能活動にピリオドを打ち、多くのファンや国民にその名を刻んだ平成の歌姫。最後のステージとなった「ラストライブin沖縄」には大勢のファンが押し寄せ、彼女の地元である沖縄ではバスなど公共施設も安室一色になった。4日後の9月20日には41歳の誕生日を迎えている。

【第2位】ドライブレコーダー
 主にトラックやタクシーなどに搭載されていた事故記録装置の一種である『ドライブレコーダー』は、“走る防犯カメラ”とも呼ばれている。2017年6月に「東名あおり運転事故」が発生し、以降も似たような事故や事件が頻発。それにより商業車ではない一般乗用車のドライバーたちが事故抑制として買い求めたことにより、前年の約2倍となる346万台が出荷された。

【3位】ペットボトルコーヒー
 手軽なコーヒー飲料といえば、今までは味や“加熱”などの事情で「缶コーヒー」が主流であったが、『ペットボトルコーヒー』の開拓者である『クラフトボス』の出荷数が2年目にして2000万ケースを突破。長時間かけて少しずつ飲む「ちびだら飲み」がオフィスワーカーを中心に増えたことが要因にあるようだ。2018年には、コカ・コーラシステムやダイドードリンコなど多くの飲料メーカーが新商品のペットボトルコーヒーを発売した。

 4位には顧客の体型サイズを計測するための「ZOZOSUIT」や「月旅行」など話題にことかかない『ZOZO』。5位は手ではなく声を使う新世代のUI(ユーザインタフェース)でしのぎを削ったグーグルホーム&アマゾンエコー。そして7位には、12年ぶりに復活した犬型ロボット『aibo』などがランクインを果たした。

■2018年のヒット人に選ばれたのは?

 今年さまざまな分野で活躍した「2018年のヒット人(にん)」では、深夜ドラマでは異例のひっととなった『おっさんずラブ』の“はるたん”こと春田創一郎を演じた『田中圭』と、乃木坂46の『白石麻衣』が選ばれている。

 どの商品や人物も、TVやSNSなどで大きな話題となっていたので、耳や目にした人も多いのではないだろうか。(記事:高塔・記事一覧を見る

関連キーワード

関連記事