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提携のイメージ図。(画像: SBI証券の発表資料より)[写真拡大]
SBI証券(東京都港区)とカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)の子会社、CCCマーケティング(東京都渋谷区)は30日、スマートフォンをメーンチャンネルとする証券会社「SBIネオモバイル証券」を設立したと発表した。CCCが展開する共通ポイントサービス「Tポイント」に対応し、ポイントによる株式購入も可能にするという。来年春の営業開始を目指している。
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SBIネオモバイル証券は、SBI証券とCCCマーケティングの合弁会社で、資本金30億円。若年層をメーンターゲットとし、国内の株式を扱うほか、プログラムが資産運用のアドバイスを行う「ロボットアドバイザー(ロボアド)」を通じた投資信託の販売を行う。売買手数料も他の証券会社に比べ、格安に設定するという。
サービスの特徴としては、スマートフォンの操作だけで株などの取引ができるようにし、取引に応じてTポイントを付与。Tポイントは1ポイントから株などの金融商品の購入に使うことができる。また、Tカードの購買データを活用した投資情報サービスの提供も検討する。
SBI証券は1999年にインターネット取引サービスを開始。「業界屈指の格安手数料」を掲げており、同社によると、現在の総合口座数は440万を超え、国内の個人株式委託売買代金において30%以上のシェアを占めているという。また、CCCが展開する「Tポイント」は2003年のサービス開始から15年が経ち、現在は179社が参画。全国に6,778万人の利用者がおり、特に20代では全体の82.3%が利用している。
新会社では、Tポイントを利用する若者を中心に投資初心者を呼び込む方針で、SBI証券は若年層へのさらなるアプローチを図ることができ、CCCはTポイントの新たな価値の創出が可能になるとしている。SBI証券でも、Tポイントの付与や投資でのポイント利用ができるようにする予定。
両社は「『貯蓄から資産形成へ』を目指し官民一体の取り組みが行われている中、個人投資家の裾野を広げ、顧客にとって最も身近な金融サービスを実現したい」としている。
関連キーワードTカード、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)、Tポイント、資産運用、SBI証券
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