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【株式市場】業績による選別が強く日経平均は上値が重いまま小幅安で3日続落
◆日経平均は2万1149円80銭(34円80銭安)、TOPIXは1589.56ポイント(6.45ポイント安)、出来高概算(東証1部)は13億7332万株
10月29日後場の東京株式市場は、24日開会の臨時国会で審議される「2段階の補正予算」による切れ目のない財政出動への期待が言われたものの、13時過ぎに業績見通しの減額修正を発表した日本ハム<2282>(東1)が下げ、25日に減額を発表したキヤノン<7751>(東1)は続落模様のまま下げ止まらないため、様子見ムードが強く、日経平均は約120円高(2万1300円前後)を上値に一進一退を続けた。終盤はキッコーマン<2801>(東1)などの一段安が響き、日経平均はマイナス圏に沈み3日続落となった。TOPIXも安く、東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均もそろって安い。
後場は、フジッコ<2908>(東1)が13時に発表した第2四半期決算が好感されて急伸し、三栄建築設計<3228>(東1)は未定だった業績見通しの発表などが好感されて前場の上げ幅を継続。サンコーテクノ<3435>(東2)が反発し、イーソル<4420>(東マ)は10月12日の新規上場後ほぼ上値・下値ともセリ上げていることなどが注目されて高値を更新。リリカラ<9827>(JQS)は耐震・免振ダンパーのデータ問題を受けて内装の再工事が増えるとの見方が言われて出直りを強めた。
東証1部の出来高概算は13億7332万株(前引けは6億4043万株)。売買代金は2兆5060億円(同1兆1502億円)。1部上場2110銘柄のうち、値上がり銘柄数は638(同750)銘柄、値下がり銘柄数は1402(同1269)銘柄。
また、東証33業種別指数は18業種(前引けは16業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、電力・ガス、空運、その他金融、パルプ・紙、倉庫・運輸、建設、石油・石炭などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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