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米著作権局、修理に関連するDMCA迂回禁止条項の免除対象拡大などを勧告

2018年10月28日 23:58

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記事提供元:スラド

米著作権局がデジタルミレニアム著作権法(DMCA)1201条(迂回禁止条項)の免除対象として、スマートフォンなどの修理のためにソフトウェアの技術的保護手段(TPM)を迂回することなどを追加するよう勧告している。米著作権局では3年おきにDMCA迂回禁止条項の免除対象を見直すための意見募集を行っており、今回の勧告はそれを踏まえたものだ(著作権局の発表iFixitのブログ記事The Vergeの記事SlashGearの記事)。

現在のところ、修理のためのTPM迂回は自動車のエンジンコントロールユニット(ECU)のファームウェアに対してのみ認められている。今回の勧告では自動車の情報・エンターテインメントシステムのTPM迂回も可能となり、スマートフォンのほか家電やホームシステムも追加されている。ただし、ゲームコンソールは対象になっていない。また、ジェイルブレイクの対象にボイスアシスタントデバイスが追加され、これまで中古品のみが対象だった携帯電話などのネットワークロック解除は新品でも可能となる。
博物館などによる保存目的でのTPM迂回については、サーバー側で提供されるビデオゲームのコードを含めることが可能となり、ビデオゲーム以外のコンピュータープログラムも対象になった。ソフトウェアのセキュリティ調査を目的としたTPM迂回では、デバイス・機器の種類を限定する文言が削除された。3Dプリンターでメーカー指定以外の材料を使用するためのTPM迂回に関しても、その制約となる文言が削除されている。

このほか、DVDのCSSやBlu-rayディスクのAACSといったコンテンツ保護の迂回について、批評・教育目的での一部コピー、字幕やナレーション追加といったアクセシビリティーのためのコピーは認められるようになる。一方、映像・音声コンテンツのDVDからHDDへの移動といった保存先変更のためのTPM迂回や、HDMIでのコンテンツ保護(HDCP)の迂回、航空機に搭載される電子機器用ソフトウェアのTPM迂回についても検討されたが、免除対象からは除外されている。

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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

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