10月25日は「パスタの日」 内分泌学の分野から推奨される健康食品パスタ

2018年10月26日 10:35

小

中

大

印刷

●肥満と原因とはなりえないパスタ

 10月25日は、1998年に「パスタの日(世界パスタデー)」と制定された。1995年10月25日にイタリアで「第1回世界パスタ会議」が開催されたことを記念したもので、今年2018年は、制定20周年を迎えている。今春、カナダで発表された研究では、「パスタは肥満の原因とはなりえない」という結果が出て話題になった。

【こちらも】働く男性の肥満に平日の生活リズムが影響 花王が解明

 また、内分泌学の分野からもパスタは健康食材として推奨できるとしている。

●健康への第一歩、「全粒粉」のパスタ

 栄養学者であり内分泌学者でもあるセレーナ・ミッソーリによると、健康に留意するのであれば、まず全粒粉のパスタを選択することが重要であるという。全粒粉のパスタは、美味は損なわず、パスタの糖分がゆっくりと血中に吸収されるという利点がある。パスタはまた、一点量のエネルギーを供給する作用がある。さらに注意が必要なのは、「全粒粉」が100%小麦から精製されたものであることで、後からグラハム粉を加えたものは避けたほうがよいという。

 「パスタを食べると太る」という概念は、実はパスタそのものではなく味付けによるカロリーの上昇から生まれている。ミッソーリは、塩は控えめにしてニンニクやトウガラシでメリハリをつけた味付けにすれば、パスタは肥満の原因にはなりにくいと主張する。

●他の炭水化物に比べると血糖値の上昇が少ないパスタ

 血糖値の上昇に関連するGI(グライセミック・インデックス)は、白米やパンが70以上であるのに対し、パスタは50である。2018年の春にカナダで発表された研究では、炭水化物としてパスタだけを摂取した人々は、体重の低下がみられたことも報告されている。

 また、「アルデンテ」と呼ばれる硬めの調理法を用いると、咀嚼によるインスリンの分泌が増加することも判明している。逆に、長時間調理したパスタは血糖値を上昇させ、パスタ内のでんぷんをより同化させやすい傾向にある。つまり、固めに茹でたパスタのほうが圧倒的に健康的というわけである。

●夕食時にパスタを食するとリラックスする?

 ミッソーリ博士はさらに、夕食時にパスタを食べることも推奨している。パスタに含まれるトリプトファンは、セロトニンとメラトニンの合成を促すため、リラックスし寝つきがよくなる可能性もあるためである。
 いずれにしても、世界中で食されるようになったパスタは、それを食べる人々に幸福感を与えてくれる稀有な食材なのである。

関連キーワード肥満

広告

広告

写真で見るニュース

  • 発見されたビクラムの破片。(c) NASA/Goddard/Arizona State University
  • (c) 123rf
  • 前主系列星の進化の模式図。ガス雲の中心で赤ちゃん星(原始星)ができると、原始星に向かって落ち込む(降着する)ガスの一部は円盤(原始惑星系円盤)を作り、ガスが恒星表面に向かって公転しながら降着する。この時、中心星の近くにあるガスの一部は、双極方向のガス流として星間空間へ放出される。その後、原始惑星系円盤の中で惑星を形成する材料である微惑星と呼ばれる小天体が形成され、やがて、微惑星同士の合体によって惑星が形成される。(画像: 京都産業大学の発表資料より)
  • ポルシェ・タイカン
  • 「ネオトーキョー ミラーカム」。(画像:モジの発表資料より)
  • さんすて岡山飲食ゾーンのイメージ(JR西日本など発表資料より)
  • 使用されているスーパーコンピュータ(画像: IBMの発表資料より)
 

広告

ピックアップ 注目ニュース