【銘柄フラッシュ】多木化学が「バカマツタケ」の完全人工栽培で連日急伸しヤマシナなども高い

2018年10月10日 07:07

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

 10月9日は、システムインテグレータ<3826>(東1)が東証1部の値上がり率1位となり、5日の取引終了後に発表した第2四半期の連結業績(2018年3~8月、累計)を受けて2月通期の見通しに上振れ期待が出てきたとされて18.2%高。

 2位は多木化学<4025>(東1)となり、10月4日付で、香りと味はマツタケ以上とも言われる近種の「バカマツタケ」の完全人工栽培に成功と発表したことが言われて2日連続ストップ高の16.3%高。

 3位はOATアグリオ<4979>(東1)の12.0%高となり、連続最高益の見通しに加えて農薬の登録国の増加に期待する様子もあるとされ2日続けて大幅高。

 ヤマシナ<5955>(東2)は製造業の工場に特化したIoTソリューション事業が注目され、ネジの老舗大手がIoTとあって意外性も十分とされて18.2%高。NTTデータイントラマート<3850>(東2)は7.6%高となって高値を更新。同社のWebシステム共通基盤「intra-mart」上で動作する原価管理システム「プロジェクト型原価管理システム」をクレオ<9698>(JQS)が大々的に展開とされて注目集中。

 アプリックス<3727>(東マ)は12.5%高となり、主製品「MyBeacon(マイビーコン)シリーズ」の期間製品の一つが組織や応用に縛られないオープンIoTの実現を目指す「TRON(トロン)」プロジェクトの推進母体「トロンフォーラム」から「ucodeタグ認定」を取得と5日付で発表したことなどが注目されてまたもや急伸。CRI・ミドルウェア<3698>(東1)は6.6%高となり、IoT化によりモノのインターネット接続が進めば各機器・家電で使用される需要が増加との見方があり戻り高値。

 燦キャピタルマネージメント<2134>(JQS)は全体相場が調整色を強める中で投機妙味が強まった様子で48.0%高。また、INEST<3390>(JQS)は一時ストップ高となり大引けも34.5%高。ともに3ケタ(100円台)を回復したばかりの少額投資銘柄とあって、現金比率を高めながらリスクを抑えて投資するにはピッタリとの見方もあり投機資金が集中したもよう。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【業績でみる株価】FCMは18年3月期大幅増収増益・増配予想で再増額の可能性(2018/02/20)
【株式評論家の視点】日本システム技術は第3四半期営業黒字転換、昨年9月の下値圏に届き値ごろ感(2018/02/08)
カチタスはニトリの家具・インテリア付き中古住宅の販売に期待感、2600円どころが下値圏(2018/02/13)
【編集長の視点】BEENOSは1Q流通総額の高進捗率を手掛かりに売られ過ぎの訂正買いが拡大し続急伸(2018/02/19)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事