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今日の為替市場ポイント:、米長期金利上昇を意識してドル下げ渋りも
記事提供元:フィスコ
*07:39JST 今日の為替市場ポイント:、米長期金利上昇を意識してドル下げ渋りも
5日のドル・円相場は、東京市場では114円10銭から113円79銭まで下落。欧米市場でドルは114円08銭まで買われた後に113円56銭まで反落し、113円68銭で取引を終えた。
本日8日のドル・円は、113円台後半で推移か。米長期金利の上昇は無視できないこと、2回目の米朝首脳会談が近く開かれる可能性があることから、ドルは113円台半ば近辺で下げ渋る可能性がある。
5日の米国債券市場で米10年債利回りは一時3.246%近辺まで上昇した。10年債利回りがこの水準まで上昇するには2011年5月以来。9月の非農業部門雇用者数は前月比+13.4万人で市場予想を下回ったものの、8月実績は当初発表の+20.1万人から+27.0万人に上方修正されており、利上げ継続観測は一段と強まる結果となった。
現時点で米インフレ加速を示唆するデータは揃っていないことから、市場関係者の間では「2019年も3回程度の利上げを実施した場合、株式市場に与える影響は相当大きなものになる」との見方が出ている。しかしながら、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、インフレ進行を抑制していくためにも段階的な利上げを続けることが必要との見方を示していること、米金融当局者からは「政策金利は中立水準には程遠い」などの見方も伝えられていることから、政策金利の引き上げは、米連邦公開市場委員会(FOMC)の予想通り、2020年まで継続する可能性はあるとみられる。《MK》
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