ベステラが原子力発電所などのトランスを効率解体する特許を出願

2018年10月5日 13:45

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■日立プラントコンストラクションと共同で従来より工期やコストなど優位

 各種プラント解体工事などのベステラ<1433>(東1)は10月5日、日立製作所<6501>(東1)グループの株式会社日立プラントコンストラクションと共同で、原子力発電所などにあるトランス(変圧器)を効率的に解体するための方法や冶具・装置などを特許として共同で出願したと発表した。株価は1577円(97円高)まで上げている。

 このたび出願した特許は「トランス解体方法並びにトランス解体用冶具、及びトランス解体用切断装置」。原子力発電所の構内は、プラント設備の中でも最も高い安全基準を要求される設備の一つであり、トランス(変圧器)の解体に関しても、火気を一切使わずに解体することが求められている。出願した方法は、火気を全く使わずに高い安全性を確保していることはもちろん、従来の工法と比較して工期やコストの面でも優位性があり、他の用途においても活用できるものと考えているとした。

 両社は、日本国内における原子力発電設備の解体にかかわる需要の高まりが予測される中で、両社の技術を共同で提供していくため、2018年7月6日に業務提携を行った。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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