NY株式:NYダウは54ドル高、良好な経済指標を好感

2018年10月4日 07:00

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記事提供元:フィスコ


*07:00JST NY株式:NYダウは54ドル高、良好な経済指標を好感
米国株式相場は上昇。ダウ平均は54.45ドル高の26828.39、ナスダックは25.54ポイント高の8025.08で取引を終了した。イタリアが19年予算で財政赤字比率を引き下げる意向を示したことで、欧州株がほぼ全面高となり、米国株も買いが先行。9月のADP雇用統計やISM非製造業指数が予想を上回る良好な内容となり、終日堅調推移となった。ダウは連日の最高値更新。セクター別では、銀行やテクノロジー・ハード・機器が上昇する一方で家庭・パーソナル用品や公益事業が下落した。

米長期金利の上昇でゴールドマンサックス(GS)やJPモルガン(JPM)などの金融各社に買いが広がった。寝具のテンピュール・シーリー・インターナショナル(TPX)は、競合マットレス・ファームの破産を受けて大幅上昇。百貨店のJCペニー(JCP)は、小売業界で30年の経験を持つジル・ソルタウ氏をCEOに指名する人事を発表し堅調推移。自動車大手のゼネラル・モーターズ(GM)は、自動運転車の共同開発・販売でホンダと提携し買われた。

ノルウェーのアルミ大手であるノルスク・ハイドロがアルミナ精錬所の一時閉鎖を発表したことで、金属大手のアルコア(AA)が上昇。アルミナはアルミの主要原料となる為、アルミ価格の上昇が続けば、アルコアには追い風となる。

Horiko Capital Management LLC《FA》

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