【銘柄フラッシュ】上場間もないアズームと極東産機が連日急伸しスルガ銀行も高い

2018年10月3日 16:43

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 10月3日は、スルガ銀行<8358>(東1)が大引け11.3%高となって東証1部の値上がり率1位になり、不適切融資問題を受け金融庁が一部業務停止命令を出す方針と日本経済新聞で伝えられたが、不祥事銘柄もこの段階までくれば悪材料出尽しが近いとの見方があるようで出来高が急増。

 東証1部の値上がり率2位はクロップス<9428>(東1)の10.6%高となり、連結子会社のテンポイノベーション<3484>(東マ)が業績見通しの増額修正の発表を受けてストップ高の248%高となったことなどが材料視されて戻り高値を更新。

 3位はアダストリア<2685>(東1)の9.5%高となり、9月の月次好調などを材料に活況高。

 ナルミヤ・インターナショナル<9275>(東2)も9月の月次好調などが好感されて2日続けて大きく上げ4.2%高。野崎印刷紙業<7919>(東2)は8.2%高となり、業績が再び拡大傾向な上、紙工芸品による廃プラ海洋汚染防止関連株、無人レジ関連株、元号関連株など切り口が豊富とされて高値を更新。アイル<3854>(東2)は今期・19年7月期の増益率が一段と拡大することなどが言われて7.4%高。

 アズーム<3496>(東マ)は今9月期の業績予想を売上高は前期比49%増加、営業利益は同6.5倍などとし、いぜん業績への期待が衰えないようでストップ高の17.0%高となり4日連続で上場来の高値。9月20日に新規上場。アンジェス<4563>(東マ)は新株予約権の発行を発表したあとの下げが今回は浅く底堅いとの見方がありチャート妙味が言われて4.6%高と反発。

 極東産機<6233>(JQS)は36.4%高。9月27日に上場し、兵庫本社でタタミ製造機などを生産し、西日本を襲った7~8月の豪雨災害が思惑材料との見方があり、上場翌日から3日連続ストップ高。ソフトフロントホールディングス<2321>(JQS)はAI(人工知能)による自然体の会話ができるプラットフォームが材料視され、なか一日置いて再び急伸し25.8%高となった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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