オリオン座流星群飛来、10月21日頃がピーク

2018年10月3日 17:08

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オリオン座流星群の放射点 (c) 国立天文台

オリオン座流星群の放射点 (c) 国立天文台[写真拡大]

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 秋の流星群であるオリオン座流星群が10月21日頃にピーク(極大)を迎える。極大日以前は日の出前に月が沈むため、深夜から未明にかけて月明りに邪魔されることなく好条件で流星群を観察することができそうだ。

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■オリオン座流星群とは

 オリオン座流星群は毎年10月19日から23日にかけて主に東の空で見られる流星群だ。速度が速いため流星群の中でも明るい部類に属し、2006年に最も活発になった際には1時間に50個以上、観測者によっては1時間当たり100個以上観測されたこともある。オリオン座とふたご座の間に放射点があり、真夜中過ぎに放射点が高くなると観察しやすくなる。今年の予測はさほどたくさん流れないとされているが、1時間に1、2個ほどなら観察できるようだ。

■流星群のなりたち

 オリオン座流星群はハレー彗星を母天体とする流星群で、今見えている流星群は約3000年前のハレー彗星の塵(ダスト)によるものだ。彗星は小天体の中でも氷やダストを主成分としており、太陽に接近すると水などの揮発成分とともに大量のダストを放出、そのダストが軌道全体に広がりドーナツ形状をなす。これをダストトレイルと言い、地球がこのダストトレイルを通過した時に見られるダストが流星群なのである。例年5月ごろに見られるみずがめ座エータ流星群もオリオン座流星群と同じくハレー彗星を母天体とする。

■観察のポイント

 観察のポイントは時期、月明り、放射点、場所の4つが挙げられる。まずは流星群が一番活発になる極大付近に観察をすることだ。今年のオリオン座流星群は21日が極大となる。ただ、極大ごろから月の入りと日の出の間隔が近くなり暗い時間帯が少なくなるため、今回に限っては19日から21日までが観察に適していると言えるだろう。月齢を見ても徐々に月明かりが増していくので、やはり極大前に観測をおすすめしたい。次に放射点の高度だ。流星自体は午後10時頃から流れ始めるが、放射点であるオリオン座が高くなる真夜中過ぎが観測しやすい。最後に場所だが、人口灯の多い都市部よりも暗い、視界の開けた場所を選ぶことだ。これが一番難しいかもしれない。地方の郊外住まいの筆者ですら星の観察には困難を感じているくらいだ。

 観察には特に道具は必要なく、肉眼でも十分観察ができるそうだ。深夜から未明にかけての観察は冷え込むが、この時期ならではの冷たさを感じるのも悪くない気がする。15分ほどで見えることもあるので、時間の用意ができる人は空を見上げてみてはいかがだろう。(記事:秦・記事一覧を見る

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