「春画・妖怪画の世界展」京都・細見美術館で、世界初公開作品を含む約150点

2018年9月30日 22:37

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記事提供元:ファッションプレス

 『日文研コレクション 描かれた「わらい」と「こわい」展-春画・妖怪の世界-』が京都・細見美術館で開催。会期は2018年10月16日(火)から12月9日(日)までとなっており、4期に分かれて実施される。

 本展では、国際日本文化研究センターが所蔵する妖怪画と春画のコレクションより精選された約150点を展示。「笑い」と「怖い」という一見相反するテーマのもと、恐怖と笑いが地続きで繋がる前近代の豊かな日常を感じることが出来る。

 中でも注目の展示となるのが、世界初公開作品「俳諧女夫まねへもん」。鈴木晴信「風流艶色真似ゑもん」の続編となる本組物は伝存数が少なく、全24図のうち所在が明らかなものはわずか8図のみ。本展では今回、その所在が明らかになった3図を含む4図を展示。そのうち2図は研究書にも図版掲載がなく、初公開となる。

 その他にも、北斎季親の「化物尽絵巻」をはじめとする妖怪画や、真野暁亭の玩具絵「東都千社納札大会披露」など、普段目にする日本画とは一味違ったテーマの作品が多数展示されるほか、「春画復刻プロジェクト」では江戸時代の春画を現代の職人たちが復刻。100年以上の時を経て鮮やかに蘇った作品を是非目に焼き付けておきたいところだ。

【詳細】
日文研コレクション 描かれた「わらい」と「こわい」展-春画・妖怪の世界-
会期:2018年10月16日(火)~12月9日(日)
開館時間:10:00~18:00(最終入館は17:00) ※毎週土曜日は~20:00(最終入館は19:00)
会場:細見美術館
住所:京都市左京区岡崎最勝寺町6-3
休館日:毎週月曜
入館料:一般 1,500円
※18歳未満入館不可

 <展示期間>
1期:10月16日(火)~10月28日(日)
2期:10月30日(火)~11月11日(日)
3期:11月13日(火)~11月25日(日)
4期:11月27日(火)~12月9日(日)

 <プレイガイド・前売チケット>
・プレイガイドチケット
販売期間:10月16日(火)~12月9日(日)
販売窓口:京都新聞文化センター、取り扱いプレイガイド(セブンチケット、ローソンチケット)
価格:1,400円

・前売りチケット
販売期間:9月6日(木)~10月15日(月)
販売窓口:細見美術館、京都新聞文化センター、取り扱いプレイガイド(セブンチケット、ローソンチケット)
価格:1,300円

【問い合わせ先】
細見美術館
TEL:075-752-5555

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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