エトロ、2019年春夏ウィメンズコレクション発表

2018年9月25日 08:41

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記事提供元:ファッションプレス

 エトロ(ETRO)の2019年春夏ウィメンズコレクションが、2018年9月21日(金)イタリア・ミラノで発表された。ヴェロニカ・エトロが太平洋の隅々で視野を広げ、各国のビーチからインスピレーションを得たという今季のテーマは「パシフィック ゼン(PACIFIC ZEN)」。

■世界のリゾート地を巡る旅

 ヴェロニカ・エトロの心を揺さぶるクリエーションの旅は、アメリカ・カリフォルニアから始まった。サンサンと輝く太陽が似合う街からはサーフカルチャーのアイデアをゲット。そこから、世界有数のリゾート地・ベニスへ向かい、豊かな自然にあふれたハワイを通り、終着点の日本へとエトロ号は進行を進める。

■ブランドのDNAと旅先の思い出を融合

 旅先での思い出は、ペイズリー、パッチワーク、繊細なエンブロイダリーといったエトロならではのデザインコードと交わり、その国境が曖昧になるほど自然に溶け込んでいる。ハワイで見つけたハイビスカスの葉やヤシの木、脳裏に焼き付くほど美しくサンセットもモチーフとして溶け込ませた。

 カリフォルニアのサーファーたちからもらったアイデアは、素材に反映。ウェットスーツ風のミニドレスやスリムフィットのニットスーツを生んだほか、防水性の高いネオプレンのボレロも作り出した。

■日本文化満載!

 また、ゴール地点の日本からのインスピレーションは、長旅の締めくくりとして色濃く反映。着物スタイルのキルティングローブ、下駄を想起させるトングサンダル、着物でみるようなオリエンタルな花模様。そして、最も色濃くジャパニーズカルチャーが反映されているのが帯ベルトだ。ゆったりとしたシルエットのアウターをコンパクトにまとめあげ、コーディネートのアクセントとなっている。

■海の色、旅の思い出を反映した、移ろいゆくカラー

 カラーパレットも、旅路を追うかのように美しく移ろい行く。海を想起させるインディゴとサンゴを想起させるコーラル。この2色をキーカラーとしてショーは始まり、イタリアの大地を想起させるようなレモン・ライム・オレンジといったシトラスカラーへバトンタッチ。ラストは日没の海を象徴しているようなダークカラーや、書が発展している日本ならではのブラック&ホワイトの配色などが起用されている。

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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