レオパレス21は反発の動き、界壁施工不備問題を嫌気した売り一巡

2018年9月25日 07:13

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

 レオパレス21<8848>(東1)は、アパート・マンション・住宅等の建築・賃貸管理・販売を主力としている。19年3月期は界壁施工不備問題に係る特別損失を計上して最終減益だが、営業利益は据え置いて増益予想である。株価は界壁施工不備問題を嫌気した売りが一巡し、反発の動きを強めている。

■アパート・マンション・住宅等の建築・賃貸管理・販売などを展開

 アパート・マンション・住宅等の建築・賃貸管理・販売(賃貸事業、開発事業)を主力として、介護施設運営のシルバー事業、ホテルリゾート・その他事業も展開している。単身賃貸住宅管理戸数は国内首位の57万戸である。

 なお施工物件(アパート)の一部で界壁施工不備問題が判明したため、界壁施工不備問題緊急対策本部を設置し、他社管理となっている物件を含めて、施行した物件の全棟調査を実施している。シリーズとして施工不備が発生している可能性のあるネイルシリーズおよび6シリーズを優先して調査し、全棟調査の完了は19年6月を目指している。

■19年3月期は特別損失計上して最終減益だが、営業増益予想

 19年3月期連結業績予想(8月3日に純利益を減額修正)は、売上高が18年3月期比4.2%増の5530億円、営業利益が6.8%増の245億円、経常利益が7.4%増の240億円、純利益が22.4%減の115億円としている。界壁施工不備に係る補修工事費用、ならびに外部調査費用等の付帯費用発生に備えるため、特別損失に補修工事関連損失引当金50億円を計上して最終減益予想である。

 売上高、営業利益、経常利益は据え置いた。今期業績に与える影響として、賃貸事業で優先調査シリーズ約21万戸の空室募集保留の影響、開発事業で建築請負受注の減少が予想されるが、調査・補修工事完了後の空室募集再開、不動産開発の拡大、全部門における販管費の見直しによるコスト削減などで吸収し、営業増益予想としている。

■株価は売り一巡して反発の動き

 株価は8月16日に年初来安値となる538円まで下押したが、その後は界壁施工不備問題を嫌気した売りが一巡して反発の動きを強めている。9月21日には641円まで上伸した。9月21日の終値は635円、今期予想連結PERは約14倍、時価総額は約1605億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線を突破した。出直りを期待したい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【業績でみる株価】FCMは18年3月期大幅増収増益・増配予想で再増額の可能性(2018/02/20)
【株式評論家の視点】日本システム技術は第3四半期営業黒字転換、昨年9月の下値圏に届き値ごろ感(2018/02/08)
カチタスはニトリの家具・インテリア付き中古住宅の販売に期待感、2600円どころが下値圏(2018/02/13)
【編集長の視点】BEENOSは1Q流通総額の高進捗率を手掛かりに売られ過ぎの訂正買いが拡大し続急伸(2018/02/19)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事