川崎市が日本初のEVごみ収集車を導入へ 廃棄物発電を活用

2018年9月19日 21:35

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ごみ処理施設で発電した電気で充電する電池ステーション(画像: 川崎市の発表資料より)

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  • 充電ステーションにEV車を横づけし、電池を交換する

 川崎市は18日、廃棄物発電を利用したEV(電気自動車)ごみ収集車を、日本で初めて導入すると発表した。同市は、総合エンジニアリング会社のJFEエンジニアリング(東京都千代田区)と2016年3月から廃棄物発電を用いたごみ収集システムの実証実験を行っていたが、一定の成果が得られたことから本格導入を決めた。EV車によるごみ収集は来年2月から、同市川崎区内で実施する予定だという。

【実証実験は】川崎市とJFEエンジ、EV収集車による「エネルギー循環型ごみ収集システム」の実証試験へ

 市によると、川崎区にある廃棄物処理施設「浮島処理センター」には、ごみ焼却の際に発生する蒸気を使った発電システムがあり、出力1万2,500KWの発電が可能。この発電システムで得られた電気の一部を敷地内に設置した電池ステーションに送電し、EV収集車の電池を充電する。ステーションには、EV収集車に搭載された電池を交換する大型の装置がついており、収集車を横づけすると、ボタン操作だけで電池を交換することができる。交換に要する時間は約3分だという。収集車は2台導入する予定で、いずれも来年2月から川崎区内のごみ収集を行うことになっている。

 今回、電池の充電システムなどを開発したJFEエンジニアリングは浮島処理センターを設計・建設し、1995年の稼働開始以来約20年間、メンテナンスを担当している。同市はセンターで発電される電気の有効活用を図るため、16年に同社と協定を締結。電池ステーションとEV収集車の稼働に関する実証実験を1年間実施し、実用化に向けた検証を行ってきた。その結果、実用化に問題はないと判断し、今年8月、両者の間でシステム導入の契約を結んだ。

 同市では「廃棄物発電を活用したエネルギー循環型の地球環境にやさしいシステムで、収集車が走行する際のCO2(二酸化炭素)やNOx(窒素酸化物)の排出を抑えられる。また、災害時には災害対策拠点や避難所などでの非常用電源としても活用できる」としている。

 JFEエンジニアリングはJFEグループの総合エンジニアリング会社で、廃棄物や下水汚泥を原料とする発電プラントのほか、最近は地熱や太陽光を使った再生可能エネルギーを使った発電などを数多く手がけている。

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