「ぼくのとなりに暗黒破壊神がいます。」アニメ化決定 みどころとあらすじ

2018年9月15日 20:35

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『月刊コミックジーン10月号』(画像: KADOKAWA)

『月刊コミックジーン10月号』(画像: KADOKAWA)[写真拡大]

  • アニメ化決定を受けた著者:亜樹新による描き下ろしのイラストとコメント(画像: KADOKAWA)

 月刊コミックジーンにて連載中で、現在9巻まで発行されているコミックの売り上げは累計48万部を突破している人気漫画「ぼくのとなりに暗黒破壊神がいます。」のアニメ化が決定した。放送時期やキャストなどは今後発表予定となるが、その「あらすじ」と見どころ」を解説していく。

■あらすじ

 主人公の高校生・小雪芹は、つっこみ体質なのだが、人の気をひきたくて奇異な行動や言動をする「かまってっちゃん」に突っ込むのはプライドが許さないと感じている。

 そんな彼の頭を悩ませているのは、クラスメイトの花鳥兜である。花鳥は右目の眼帯を外すと「暗黒破壊神」が覚醒すると自称するいわゆる中二病だ。つっこみどころ満載な花鳥に内心では盛大につっこむも、決して声に出してはいけないとこらえる小雪の「つっこんだら負けな勝負」が繰り広げられる…

■みどころ

 花鳥兜のような、自身をファンタジーやアクション作品に登場する「ダークヒーロー」と思い込む「中二病」が世間に認知されて久しく、多くの漫画・アニメ・ライトノベルで中二病を患ったキャラは登場している。

 しかし、これほどまで中二病キャラクターに焦点があたった作品は無いだろう。花鳥兜は自称「光と闇を司る騎士 シュトゥルムフート」で、一つ下の後輩・君屋ひびきは「死神ひびき」、転校生の最上君影は和服を着、刀を常備してお面をしている。

 このように、中二病キャラだけでも今のところ3人も登場している。さらに心が読めるような振る舞いをする謎めいたドSキャラの月宮ウツギや、並外れた人間観察力で人を占う最上鈴蘭など、中二病キャラに負けない個性をもつうキャラクターが多数登場する。

 むろん、本当に暗黒破壊神が覚醒することはなく、純粋な「学園コメディ」として展開していく。アニメ化により、個性的なキャラクターたちがどのように描かれるのかが本作のみどころと言えるだろう。

 視聴者の中には痛々しい中二病の言動・行動に笑いながらも、どこか身に覚えがあることを自覚して、恥ずかしさを覚える人もいるかもしれない。(記事:野崎 隆央・記事一覧を見る

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