U-21日本がU-23韓国に延長で敗退、準優勝 アジア大会男子サッカー

2018年9月1日 23:27

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 1日、インドネシア・バクンサリスタジアムでアジア大会の男子サッカー決勝が行われ、日本が韓国と対戦、延長戦の末1-2で惜敗し準優勝に終わった。日本は今大会、東京オリンピックを見据え全員U-21のメンバーで臨んでおり、この試合では1トップのスピードスター前田大然も負傷で欠いていた。韓国はU-23の選手にオーバーエイジ枠も使って日本に勝利すると共に、兵役免除もかかったモチベーションの高い試合であっただけに大健闘であった。

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 試合序盤から戦前の予想通り、韓国が運動量を前面に押し出し日本に攻め込む展開となる。前半6分、韓国は中盤でボールを奪うと速攻で一気に4対2の数的優位を作り、フリーになったファン・インボムがPA右から低いクロスを送るもわずかに合わせきれない。前半23分、韓国はDFの裏に抜け出したファン・ウィジョがPA内に切り込んでDFを振り切りながらシュートするもGKに弾かれる。前半28分、日本は右サイドを三好康児がドリブルでPA内に切り込み角度の無い位置からシュートするもGKのセーブに遭う。

 日本は後半も冷静でミスを犯さず粘り強く我慢する試合運びを見せ続けると、韓国は徐々に焦りも見え始め膠着状態が続き90分を終えた。

 延長前半3分、韓国はキム・ミンジェからの縦パスをPA左で受けたソン・フンミンがゴール前に切り込む。そこに走り込んだイ・スンウがダイレクトでシュートし待望の先制点となる。延長前半11分、韓国はソン・フンミンのFKをファーサイドに走り込んだファン・ヒチャンがヘッドで合わせ追加点を挙げる。延長後半10分、日本は初瀬亮のFKを上田綺世がヘッドで合わせ1点を返すも、反撃はここまでであった。

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