なでしこジャパン、終了直前のゴールで優勝 アジア大会女子サッカー

2018年9月1日 08:24

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 31日、インドネシア・パレンバンでアジア大会の女子サッカー決勝が行われ、なでしこジャパンが中国に1-0で競り勝ち優勝した。2大会ぶり2回目の金メダルとなる。

 シュート数では4-14と圧倒的に押されていた日本だったが、無失点に抑え、試合終了間際に得点を挙げ際どい勝利となった。日本は、苦戦の連続で粘り強さも見せたが、課題も多く発見された大会でもあった。

 試合は序盤から激しい雨に降るコンデイションの中、体格に勝る中国がポゼッションを握る展開となった。前半34分、ヤン・リーナーのアーリークロスをリー・インがDFを振り切りヘッドで合わせるもGKにセーブされる。このまま中国にゴールの可能性を感じられるシーンが目立つ展開のまま前半を終える。

 後半11分、日本は籾木結花に換えて菅澤優衣香を投入し流れを変えようとするも中国の勢いは止められない。後半32分、中国はドリブルでPA内に切れ込んだワン・シャンシャンがチャオ・ロンにボールを渡すとこれをダイレクトでグー・ヤシャに繋ぐ。グー・ヤシャもダイレクトでミドルシュートを枠内に飛ばせるもGK山下杏也加のスーパーセーブでゴールを許さない。

 試合終了間際の後半45分、日本は岩渕真奈がPA右のスペースにスルーパスを送ると走り込んだ中島依美がダイレクトで鋭いクロスを送る。これを菅澤がダイビングヘッドで合わせると、GKは反応できず先制点を挙げ、この1点で勝負が決まった。

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