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保育園や幼稚園のICT化関連市場拡大へ インターネット写真販売が急伸
シード・プランニングは20日、保育園・幼稚園・認定こども園におけるICT化関連市場の調査結果を発表した。インターネット写真販売がけん引し、市場は拡大するとしている。
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ICTとはITに「C」であるコミュニケーションを加え、情報を伝達することを目的とした医療や教育などにおける技術を指している。今回の調査対象はICTシステム、ベビーセンサ・午睡見守りツール、インターネット写真販売サービス、ネットワークカメラの4分野。
合計の市場規模は18年度に186億円と推計。25年度には382億円に達すると予測している。今後も補助金効果などにより市場は伸長していくという。
■ICTシステム
ICTシステム市場は、18年度は50億円前後と推計。国による補助金効果などから20年頃まで急伸すると予測している。21年以降も引き続き成長を続けるとされているが、補助金事業の終了とともに市場は落ち着いていくという。
■ベビーセンサ及びその他午睡見守りツール市場
ベビーセンサなどの午睡見守りツール市場は、18年度は70億円前後と推計。その多くが導入コストであるため、補助金事業が一段落する21年以降市場は縮小していくと予測している。
■インターネット写真販売サービス市場
インターネット写真販売サービスは、18年度は64億円前後と推計。25年度にはICT化関連市場の70%を占めると予測している。
同サービスは補助金の対象外であるが、保育士や教諭など業務効率向上のため、導入は加速するとされている。今後、小規模園が増加していくことにより、保育士や教諭自身が写真撮影する機会が増えることも市場拡大の一因としている。
動画など新規商品販売が軌道に乗れば、インターネット写真販売サービスは更に成長することが期待されている。
■ネットワークカメラ
ネットワークカメラ市場は、18年度は2億円前後と推定。シード・プランニング実施のアンケート調査では保育園や認定こども園の監視カメラ導入率は依然60%程度に過ぎないことから、今後はアナログカメラの買い替え需要とともに大幅に拡大すると予測している。
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