スーパーフォーミュラ第5戦もてぎ、トヨタ勢が表彰台独占

2018年8月21日 10:18

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トヨタ勢が表彰台を独占。(画像: トヨタ自動車)

トヨタ勢が表彰台を独占。(画像: トヨタ自動車)[写真拡大]

 8月18日、19日に栃木県のツインリンクもてぎで全日本スーパーフォーミュラ選手権の第5戦が開催され、トヨタ勢が表彰台を独占した。

 石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING)がポール・トゥ・ウインで今シーズン初優勝。平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)が9番手のスタートから、2位に入賞。そして、決勝日に24歳の誕生日を迎えたニック・キャシディ(KONDO RACING)が3位に入賞し、3戦連続の表彰台入りを果たしたと同時にドライバーズランキング首位に浮上した。

 全7戦で行われている今季のスーパーフォーミュラの大会も、今回のツインリンクもてぎでの大会を含めて残り3戦。首位争いは、キャシディと石浦のトヨタ勢にホンダの山本尚貴を加えた上位3人による接戦となっている。

 予選はノックアウト方式で開始。Q1からQ3まである中、最後のQ3で石浦がコースレコードを大きく更新するトップタイムでポールポジションを獲得。キャシディが5番手、平川は9番手スタートとなった。

 迎えた決勝。タイヤを温存した巧みなレース運びで石浦がポール・トゥ・ウインに。2位にはハイペースで追走し、28周目にあった首位との20秒近くの差を35周目には10秒以下にまで縮めた平川が入る。そして3位には、激しいバトルを繰り広げながら順位を上げて来たキャシディが入り、7位に終わった山本を逆転して、ドライバーズランキングで首位に立った。

 第5戦を終えて、ポイントランキングはキャシディが27で首位に立ち、3点差で石浦と山本が追う形となっている。


 JMS P.MU / CERUMO・INGING 1号車 ドライバー 石浦 宏明のコメント

 今日はスタートさえ決めれば逃げられると思っていて、予定通りスタートは上手く行ったのだが、オーバーテイクボタンのタイミングと、5コーナーでインを開けてしまったのが判断ミスだったのか、1周目で抜かれた。ただ、僕の車は上手く走ればタイヤをもたせられるという自信があったので、抜きたい気持ちを抑えてタイヤを温存し、前の車両がピットインしたあとは全力で飛ばした。後から平川選手が来ていると無線で聞いたが、ピットタイミングやタイヤが同じ条件だと聞いて、それなら抑えられると落ち着いて自分のペースで走り続けた。序盤からパドルシフトに不調の兆候があり、最後に逃げているときにも一回シフトアップできなくなって、終わったかと思ったのだが、奇跡的に復活し、その後もヒヤヒヤしながら走ることになったが、最後まで走り切り、予定通り勝つことが出来てとりあえずほっとしている。

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