金沢工業大、脳波を使った生体認証を開発 次世代個人認証方式として期待

2018年7月21日 19:35

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ロボット制御や生体認証に脳波を活用。(画像:金沢工業大学発表資料より)

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 金沢工業大学の研究グループは、画像刺激を用いた脳波による生体認証で、98%の認証精度を実現した。指紋認証や虹彩認証に替わる、セキュリティーの高い次世代個人認証方式として期待されるという。

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 研究グループに参加しているのは、金沢工業大学の山下正人氏(大学院情報工学専攻博士前期課程1年)と中沢実教授(情報工学科) 、西川幸延教授(基礎実技教育課程)ら。

 脳波は外部からの刺激によって一定の変化を生じる。そのため、指紋認証や虹彩認証に替わるセキュリティーの高い認証方式として期待されている。

 中沢教授の研究室では、ロボットハンドの制御、車いすロボット制御などに脳波を用いるシステムの開発に取り組んでいる。脳波データには個人差と共通部分があり、それぞれの比率は2:8程度だが、共通部分を利用するのが機械操作システムであり、そして個人差の部分を利用するのが個人認証システムである。

 現在の生体認証では、指紋や虹彩が主なセキュリティ手段として利用されている。ただし、指紋や虹彩は変化しない情報であるため、一度何らかの手段で読み取られてしまうと、セキュリティを突破されてしまうという危険性を残している。

 それに対し、脳波データを盗み出して悪用するというのは、よほど特殊な手段をもってしなければ不可能であるため、安全である蓋然性は高いと言える。

 ちなみに今回の研究で使われた外部刺激というのは、トランプの絵を見せる、というものである。トランプの絵を見たときの脳波の変化を、個人情報として読み取るのだ。

 なお、研究の詳細は、10月5日からニュージランドで開催される国際会議ICMU2018(International Conference on Mobile Computing and Ubiquitous Networking)で発表されるという。(記事:藤沢文太・記事一覧を見る

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