家計にゆとりを感じない世帯が7割 若い夫婦は年収増を予想

2018年7月17日 10:12

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記事提供元:エコノミックニュース

ソフトブレーン・フィールドは、「家計や夫・妻の小遣いについての調査」を実施した。アンケートの対象は、20代から60代の同社のキャスト会員で、有効回答数は945名だった。

ソフトブレーン・フィールドは、「家計や夫・妻の小遣いについての調査」を実施した。アンケートの対象は、20代から60代の同社のキャスト会員で、有効回答数は945名だった。[写真拡大]

ソフトブレーン・フィールドは、「家計や夫・妻の小遣いについての調査」を実施した。アンケートの対象は、20代から60代の同社のキャスト会員で、(既婚女性・平均年齢45歳)、有効回答数は945名だった。

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家計の管理については、「妻が管理をしている」が65.3%で、約7割近くの世帯で、妻が管理をしていることがわかった。次いで、「夫婦で管理をしている」が22.6%、「夫が管理をしている」が12.1%という結果が出た。

 夫の年収の増減については、全体平均では、「変わらないと思う」が61.1%であり、「増えると思う」が22.1%、「減ると思う」が16.3%と続いている。夫の年代が若くなるにつれて「増えると思う」傾向があり、20代では半数からの回答があった。

 年収が増えると思う理由については、「業績アップの見込み(夫30代・製造業、他)」など会社の業績に関する事や、「仕事で使う資格を取得したから(夫40代・建設/不動産)」などの、資格手当などが挙げられている。一方で、減る理由はと思う理由については、「会社の取り組みとして残業が減らされている(夫30代・IT、他)」など、残業のカットによるものが多く挙げられ、他にも「仕事の単価が安くなっているから(夫50代・建設/不動産)」といった声もあった。

 夫の1か月あたりのお小遣いについて、「お小遣い制ではない」方が38.0%。「お小遣い制」の方は、62.0%であり、金額は、「30,001円~50,000円」が21.9%でもっとも多く、次いで「20,001円~30,000円」が14.1%、「10,001円~20,000円」が、11.1%(という結果となっている。

 妻のお小遣いについては、「お小遣い制ではない」が63.0%で、「お小遣い制」が37.0%となり、金額は、「10,001円~20,000円」が12.2%でもっとも多く、次いで「10,000円以内」が11.4%、「20,001円~30,000円」が7.0%という結果だった。

 現在の家計の状況については、「十分なゆとりがあると思う」が3.1%、「まあまあゆとりがあると思う」が26.6%となり、約3割の方が「ゆとりがある」と感じていて、「子どもの教育費も目処が経っており、老後の貯蓄もできているから(妻50代・パート/子ども大学生)」や、「私の仕事が軌道に乗り、一定額の収入が見込めるようになったから(妻60代・当社紹介のお仕事/子ども社会人)」といった、50代~60代の子育てがひと段落した世代からの回答が目立っている。

 一方で、「あまりゆとりがないと思う」が44.4%、「まったくゆとりがないと思う」が25.9%となり、約7割が「ゆとりがない」と感じており、「子どもの進学や塾、習い事などの支出があるから(妻40代・パート/子ども高校生)」や、「子ども達の習い事、物価も上がっているから(妻30代・当社紹介のお仕事/子ども小学生)」といった、30代~40代の子育て世代からの回答が目立った。(編集担当:久保田雄城)

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