ファミマ、奈良・和歌山・香川県内の「サークルK」営業を終了

2018年7月11日 11:44

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「ファミリーマートのロゴ」(写真:ファミリーマートの発表資料より)

「ファミリーマートのロゴ」(写真:ファミリーマートの発表資料より)[写真拡大]

  • 「ファミリーマート+エムズドラッグ学園大和店」(写真:ファミリーマートの発表資料より)

 ファミリーマートは10日、2018年6月末をもって奈良・和歌山・香川県内での「サークルK」店舗の営業を終了したと発表した。3県には「サンクス」の店舗はなく、今後は準備が整い次第、順次ファミリーマート店舗へと転換する。

■「One FamilyMart」の実現に向けて

 ファミリーマートとユニーグループ・ホールディングスの合併により、ファミリーマートは2016年9月からブランド転換を開始。2018年6月末までに約4,100の「サークルK」「サークス」店舗が「ファミリーマート」へとブランド転換が完了しており、残りは全国で約900店舗となっている。これまで、2018年2月に福島県、3月に栃木県が、「サークルK」「サンクス」の営業を終了している。

■奈良県で初のドラッグストア・調剤薬局一体化店舗オープン

 また、ファミリーマートは7月11日に、大木ヘルスケアHDのグループ会社・奈良ドラッグと、ドラッグストア・調剤薬局の機能を揃えた一体型店舗「ファミリーマート+エムズドラッグ学園大和店」を開店した。奈良県内では、初のファミリーマートとドラッグストア・調剤薬局との一体型店舗である。

 この店舗は、豊富な食品の品揃えに加え、ATM・コピー・宅配便・公共料金などサービス機能を充実。地域の「かかりつけ薬局」として、薬の専門家を配置し、調剤薬局も新規開局している。ドラッグストアは、24時間営業の年中無休で、介護用品を品揃えし、「健康相談スペース」やイートンインコーナーなどを設け、都市部での高齢化対策に配慮した店舗づくりになっている。

 ファミリーマートは、新しい価値を提供する独自の出店形態として、他業態の持つ専門性を一体化させた店舗の開発に取り組んでいた。奈良ドラッグは、奈良県・大阪府東部を基盤にドラッグストアを展開し、現在、奈良県に6店舗、大阪府に7店舗出店している。(記事:さゆり・記事一覧を見る

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