Windowsバージョン別シェア、6月はWindows 10が初めて減少

2018年7月8日 16:40

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記事提供元:スラド

StatCounterの6月分Windowsバージョン別シェアデータによると、Windows 10のシェアが初めて減少している。

StatCounterでは2016年9月にもWindows 10のシェアが減少しているが、当時のデータはデスクトップOS全体に対するシェアデータであり、Windowsバージョン別シェアでは逆に増加していた。6月はWindows 10のシェアが0.46ポイント減の46.75%、Windows 7は0.19ポイント増の39.63%となっている。デスクトップOS全体に対するWindowsのシェアは0.65ポイント増の82.45%。Windows 10のシェアをデスクトップOS全体に換算すると0.07ポイント減の38.55%、Windows 7は0.41ポイント増の32.67%となる。このほか、OS Xは12.98%(0.38ポイント減)、Linuxが1.69%(0.08ポイント増)、Chrome OSが0.78%(0.44ポイント減)となっている。

Windows 10のシェアを地域別でみると、アジア・太平洋地域のタイマカオ米領サモア、アフリカのルワンダブルンジスワジランドレソトで初めてWindows 7を上回る1位になった。Windows 10は230か国・地域中144か国・地域で1位となっている。
Net ApplicationsのデスクトップOSバージョン別データでは2位のWindows 10が0.97ポイント増の35.71%となり、初めて35%を超えている。1位のWindows 7は0.05ポイント減の41.74%。デスクトップOS種別データではWindowsのシェアが87.88%(0.45ポイント減)であり、Windowsバージョン別シェアに換算するとWindows 7が47.50%、Windows 10が40.63%となる。前月5位だったMac OS X 10.13は0.52ポイント増の5.52%となり、3位に上昇した。前月3位のWindows 8.1(0.41ポイント減)と4位のWindows XP(0.96ポイント減)はそれぞれ1ランク下げて4位と5位になった。このほか、Mac OSが9.68%(0.70ポイント増)、Linuxが1.92%(0.10ポイント減)、Chrome OSが0.30%(0.01ポイント減)となっている。

SteamではWindows 10 64 bitが1.50ポイント増の57.03%、Windows 7 64 bitが1.19ポイント減の32.38%となっている。Windows 10全体では1.51ポイント増の57.38%、Windows 7全体では1.26ポイント減の34.31%となる。Windows全体のシェアは96.52%(0.22ポイント増)、MacOSが2.93%(0.14ポイント減)、Linuxが0.52%(0.05ポイント減)となっている。言語別にみると、前月まではWindows 10の増加とWindows 7の減少に伴って英語が増加し簡体字中国語が減少していた。しかし、6月は英語が0.30ポイント減少(36.65%)し、簡体字中国語が0.15ポイント増加(26.68%)している。このほか、韓国語(2.03%、0.25ポイント増)やタイ語(1.42%、0.55ポイント増)、日本語(1.23%、0.15ポイント増)、繁体字中国語(1.16%、0.15ポイント増)など、アジア言語の増加が目立つ。 

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