フェラーリ250GTOがオークションに、50億円突破との予測

2018年6月22日 06:55

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フェラーリ250GTO(オークションに出品の車両とは異なります)。(c) 123rf

フェラーリ250GTO(オークションに出品の車両とは異なります)。(c) 123rf[写真拡大]

 フェラーリの伝説的名車、250GTOがオークションに出るという。落札価格は、自動車のオークションとしては史上最高額となり、日本円にして50億の大台に乗るのではないかと予測されている。

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 2018年8月にアメリカ・カリフォルニア州で開催されるオークションに出品されるのは、そのオークションを主催するRMサザビースによれば、1962年に製造され世界に36台しか現存しないイタリア・フェラーリ社の250GTOモデルのうちの一台であるという。色は赤だとのことである。

 当該の車は、ニューメリックスというソフトウェア企業の会長で、自動車コレクターとして知られるグレッグ・ウイッテン氏が所有していた。オークションはカリフォルニアのペブルビーチで、8月24日から25日まで、モーターイベント「コンクール・デレガンス」の中で開かれる。

 ちなみに過去に公式のオークションで落札された自動車の最高価格は、2014年、これとは別のフェラーリ250GTOが付けた3,810万ドル(約42億円)であるとされている。

 さて、フェラーリ250GTOについて軽く説明しよう。このモデルは、1962年に開発され、同年から1964年にかけて販売された。当時のカーレースの基準を満たすためなど、色々の開発の裏事情があったのだが、実質的に、バージョン違いを含めても生産された数は39台である、とされている。

 販売されて半世紀以上もの歳月が流れているわけであるが、フェラーリ250GTOの人気はその後衰えるどころか、どんどんうなぎ上りに上がって行った。2004年には、『スポーツカー・インターナショナル』という雑誌が発表した「トップスポーツカーランキング」において、並み居る後発世代のスポーツカーを尻目に総合1位に選出されたという。(記事:藤沢文太・記事一覧を見る

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