5月のWindowsバージョン別シェア、「7」が40%割る 11年7月以来

2018年6月6日 17:38

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記事提供元:スラド

headless曰く、 StatCounterの5月分Windowsバージョン別シェアデータによると、Windows 7のシェアが2011年7月以来初めて40%を割っている。

 Windows 7は2011年8月に40%を超え、2012年10月から2015年8月まで60%台を保っていたが、Windows 10のリリース以降は徐々にシェアを減らしていた。5月は前月から0.64ポイント減の39.44%となっている。Windows 10は1.14ポイント増の47.21%となり、50%に近づいた。ただし、デスクトップOS全体に占めるWindowsの割合は81.80%であり、デスクトップOS全体に対するWindows 7のシェアは32.26%、Windows 10は38.62%となる。Windows以外のOSでは、OS Xが13.36%、Linuxが1.61%、Chrome OSが1.22%となっている。

 StatCounterのデータを国・地域別にみると、これまでWindows 7が多かった東南アジアや南アジアでWindows 10が増加している。東南アジアではラオスミャンマーでWindows 10が初めて1位になり、タイマレーシアでは1位のWindows 7に1ポイント未満の差まで迫る。南アジアではネパールバングラデシュでWindows 10が初めて1位になった。アフリカでもウガンダコートジボアールコンゴ民主共和国で初めてWindows 10が1位となるなど、Windows 10は230か国・地域中138か国・地域で1位となっている。

 Net Applicationsでは3月と4月にWindows 10のシェアが減少していたが、5月は0.93ポイント増の34.74%で過去最高シェアを更新した。1位のWindows 7は1.78ポイント減の41.79%、3位のWindows 8.1は0.11ポイント増の5.36%。Windows XPは0.68ポイント増の5.04%となり、0.05ポイント増で5.00%のMac OS X 10.13を上回って4位に上昇した。Mac OSで増加したのはMac OS X 10.13のみで、Mac OS全体では0.21ポイント減の8.98%。このほか、Windows全体では88.33%(0.09ポイント減)、Linux全体が2.02%(0.09ポイント増)、Chrome OSが0.31%(0.02ポイント増)となっている。

 SteamではWindows 10 64 bitの増加とWindows 7 64 bitの減少が続いており、Windows 10 64 bitは2.43ポイント増の55.53%、Windows 7 64 bitは2.58ポイント減の33.57%となっている。Windows 10全体では2.42ポイント増の55.87%、Windows 7全体では2.55ポイント減の35.57%となる。OS Xは0.14ポイント増の3.07%、Linuxは0.02ポイント増の0.57%。言語ランキングでは英語が2.58ポイント増の36.95%、簡体字中国語が3.82ポイント減の26.53%となった。Steamは昨秋から今春にかけて発生したランキングの大幅変動について4月までに修正したと説明しているが、現在も影響は続いているようだ。

 なお、1日から始まったInsider Dev Tourで、MicrosoftはWindows 10の(月間)アクティブデバイス数が7億台を超えたことを発表した。ただし、この数字にはPCだけでなくXboxやIoTなども含まれる。

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