アメリカンフットボール 日大フェニックスの不可解な対応

2018年5月14日 21:55

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 相撲界、レスリング界など、昨今スポーツに関する不祥事、問題行為のニュースが絶えないが、アメリカンフットボールにおいても、重大な事件が発生した。

 5月6日に行われた日本大学フェニックスと関西学院大学ファイターズの定期戦において、日大の守備ラインの選手が、パスを投げ終えて無防備になった状態の関学のクォーターバックに背後からタックルし、負傷させたのだ。

 アメフトは危険な競技であるため、こうした行為は厳重にルールで禁止されている。一度ならともかく、この日大の選手は数プレイ後に、また同じ「レイトヒット」の反則で、退場した関学のクォーターバックの代わりに入った選手に襲い掛かったのだ。

 この問題を起こした日大の選手は、昨日今日の新人ではなく大学世界選手権の日本代表に選ばれていた(辞退したが)選手だ。さらに理解不能なのは、日大はこの選手を交代させることなくプレーを続行させ、別のプレイで小競り合いになったときに、関学の選手のヘルメットを殴るという、ありえない行為に及んだところで退場となった。

 加えて解せないのはその後だ。

 前代未聞の蛮行に及んで退場になった日大の選手に対し、チームメイトが叱責するでも、激を飛ばすでもなく、慰めるように背中を押し、日大の内田監督も「あれぐらいやらないと勝てない」という信じられないコメントを発した。

 そして14日になって、この選手のプレイは監督の指示だったのではという報道にまでつながっている。

 これに対して関学大は、10日付で日大に対し「選手を傷つけることだけを目的とした極めて悪質な行為」への経緯説明と謝罪を求める抗議文書を送ったとされる。また、関東アメフト学生連盟も予定されていた日大との試合を3試合中止として、厳重注意処分をし、今後の調査を待って最終的な対応をとるという。

 アメリカンフットボールは、まだまだ日本ではメジャーなスポーツとは言い難い。しかしながら、それなりに歴史もあり、しっかりと根付かせようとしているスポーツでもあるのだが、こうした行為が出ることで、真剣にプレイしている他の選手や指導者、組織の受けるダメージははかりしれないものがある。

 今後の対応を、しっかりと見守っていきたいと思う。(潜水亭沈没)

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