日経平均は3日ぶり反発、22500円水準で主力企業の決算待ち/後場の投資戦略

2018年5月8日 12:28

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記事提供元:フィスコ


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;22536.42;+69.26TOPIX;1781.81;+8.63

[後場の投資戦略]

 朝安後に切り返した日経平均だが、2日高値22568.19円を前に上げ一服感もあり、この水準が心理的な抵抗として意識されていることが窺える。明日のトヨタ自など主力企業の決算発表が控えているとあって、積極的に上値を追う動きは取りにくいだろう。後場の取引時間中には三菱商<8058>など大手商社の決算発表が予定されており、個別対応中心の相場展開が続きそうだ。なお、トヨタ自は異例となる取引時間中の決算発表を予定しており、市場では思惑も広がっているようだ。

 新興市場ではマザーズ指数の堅調ぶりが目立つ。週後半には決算発表の第2のピークを迎えるため、幕間つなぎ的な物色である可能性も考慮する必要はあるだろう。ただ、マザーズ指数は抵抗として意識されていた25日移動平均線を上抜けしており、決算発表一巡後の本格的な出直りへの期待が高まりやすい。(小林大純)《AK》

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