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ザラバ発表の主力企業決算でセンチメントを計る/東京株オープニングコメント
記事提供元:フィスコ
*08:40JST ザラバ発表の主力企業決算でセンチメントを計る
8日の日本株市場はこう着感の強い相場展開が続くことになろう。7日の米国市場では、バフェット氏が週末に開催された株主総会や前後のメディアへのインタビューで、大量追加取得したアップルのほか、アマゾンやグーグルなどハイテク大手企業を賞賛する発言を行い、ハイテクセクターを中心に買いが先行した。この流れが波及する可能性があろうが、昨日はバフェット氏のアップル株大量取得のインパクトも限られており、影響は限定的になりそうだ。また、原油相場の上昇から資源関連への波及も意識されるが、日経平均の押し上げ効果は期待しづらいところである。
一方で、決算発表がピークを迎えるなか、本日は180社超の決算発表が予定されている。決算の結果を見極めたいとする模様眺めムードは強く、全般手掛けづらい中、昨日同様、先物主導によるインデックス売買に日経平均は振らされやすいだろう。そのほか、主力企業決算ではザラバ中に三菱重<7011>、三菱商事<8058>、丸紅<8002>、三井物産<8031>などが予定されている。決算評価の動きをみせてくるようだと、センチメントを明るくさせてくる可能性がありそうだ。
日経平均は節目の22500円処が心理的な上値抵抗として意識されてきている。この抵抗を一気に上放れるには、決算評価の流れに向かうか、若しくは決算発表が一巡するのを待つことになりそうだ。まずは、今週の決算ピークの中での節目突破となる動きを見極めつつ、決算を手掛かりとした日替わり物色といったところになりそうだ。特にザラバに決算を発表する銘柄へは短期筋の値幅取り狙いの資金が集中しやすい。(村瀬 智一)《AK》
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