関連記事
概況からBRICsを知ろう~ブラジル株式市場は4日続落、内需関連の下落が指数の足かせに
*11:15JST 概況からBRICsを知ろう~ブラジル株式市場は4日続落、内需関連の下落が指数の足かせに
【ブラジル】ボベスパ指数 83118.03 -0.20%
4日のブラジル市場は4日続落。主要指標のボベスパ指数は前日比170.11ポイント安(-0.20%)の83118.03で取引を終えた。83670.63から82745.64まで下落した。
中盤にプラス圏を回復する場面もあったが、終盤に再び売りに押された。内需関連の下落が指数の足かせになった。景気の回復遅れ観測に伴う国民の購買能力の低下懸念などが売り材料となったもようだ。一方、海外市場の上昇が指数をサポート。また、原油価格の上昇なども資源の一角の物色手掛かりとなった。
【ロシア】MICEX指数 2289.47 +0.68%
4日のロシア株式市場は3日ぶりに反発。主要指標のMICEX指数は前日比15.40ポイント高(+0.68%)の2289.47で取引を終了した。2278.9から2294.35まで上昇した。
買いが先行した後は狭いレンジで推移した。欧米市場の上昇など海外環境の改善が支援材料となり、ロシア株にも買いが広がった。また、原油価格の上昇なども資源セクターの支援材料。このほか、米中両国が対話を継続することで合意したとの報道が好感された
【インド】SENSEX指数 34915.38 -0.53%
4日のインドSENSEX指数は続落。前日比187.76ポイント安(-0.53%)の34915.38、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同61.40ポイント安(-0.57%)の10618.25で取引を終えた。
買いが先行した後は売りに押され、引けまで安値圏で推移した。外国人投資家(FII)の売り継続や通貨ルピーの先安感が強まっていることが引き続き圧迫材料。FIIは前営業日4日までに15日連続の売り越しとなった。また、貿易問題をめぐる米中の交渉を見極めたいとのムードも高まった。
【中国本土】上海総合指数 3091.03 -0.32%
4日の上海総合指数は小幅に値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比9.83ポイント安(-0.32%)の3091.03ポイントと反落した。
米中通商協議の終了を前に、買いが手控えられる流れ。米中貿易戦争を回避するため、両国の代表団は北京で3日に協議を開始し、4日に終了する。協議に参加しているムニューシン米財務長官は4日朝、「非常に良い対話を行っている」とコメントしたが、現時点で正式な発表がないため、それ以上の詳細は不明だ。指数は一時プラス圏に浮上する場面があったものの、全体として上値は重く、引けにかけて改めて売りの勢いが増した。《NH》
スポンサードリンク

