ダニエル太郎 ツアー初優勝、テニスBNPパリバ・イスタンブール・オープン

　6日、トルコ・イスタンブールで行われた男子テニスのTEB BNPパリバ・イスタンブール・オープン・シングルス決勝でダニエル太郎が勝利し、ツアー初優勝を飾った。世界ランク114位のダニエル太郎は、決勝で同78位のM・ジャジーリ（チュニジア）と対戦、7-6 （7-4）、 6-4のセットカウント2-0で勝利した。日本人男子がツアー優勝したのは、松岡修造、錦織圭、杉田祐一に続く史上4人目の快挙である。

　第1セットは、競り合いが続きセットポイントを握られるもタイブレークに持ち込み、粘り切って先取に成功する。勢いに乗った第2セットは第1ゲームからブレークに成功、これはブレークバックされるも第5ゲームも再びブレークに成功する。そして第10ゲーム、4度目にてマッチポイントを決めた。

　今大会、急遽出場することになったダニエル太郎は1回戦、2回戦とストレート勝ちするも準々決勝で大苦戦を強いられた。R・デュトラ・シルバ（ブラジル）に最終セットで0-4とリードされながら、6ゲーム連取での逆転勝ちだった。準決勝では元世界ランク25位のJ・シャルディ（フランス）を2-1で破っていた。

　敗れたジャジーリもツアー初優勝がかかっていたが、2時間20分あまりの熱戦を制することはできなかった。