V・ファーレン長崎、広島に敗れ5連勝ならず　J1第11節

　28日に行われたJ1リーグ第11節で、V・ファーレン長崎がホームのトランスコスモススタジアム長崎でサンフレッチェ広島と対戦、0-2で敗れた。今シーズンから初のJ1に昇格した長崎は、序盤戦ではJ1のスピードに勝ち切れずにいたが、ここ4試合は4連勝と波に乗っていた。対する広島は前節でFC東京に3失点の大敗を喫したが、現在、好調で首位を独走している相手だけに注目の一戦となった。

　試合開始早々は、長崎が広島ゴール前に攻め込むシーンもあったが、徐々に広島がゲームを支配する。それでもシュートを枠に決め切らず、前半は0-0で終える。

　後半7分、広島は右サイドで走り込んだ和田拓也が柴崎晃誠から受けたボールを持ち込んでクロスを入れる。これがDFに当たりこぼれたボールを後半から投入されたティーラシンが冷静にシュートするとGKに当たりながらも先制ゴールとなる。後半14分、広島は柴崎のニアサイドへのCKを佐々木翔がバックヘッドで合わせると、そのままサイドネットを揺らし追加点となる。

　長崎は反撃を試みるも、広島の堅い守備の前にシュートには持ち込めない展開が続く。ロスタイムでミドルシュートを放つも枠をわずかに外し長崎は無得点に終わった。