ノルウェー社による世界最大の浮体式洋上風力発電所 稼働から半年

2018年4月21日 17:48

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記事提供元:エコノミックニュース

昨年10月世界最大の浮体式洋上風力発電所が、スコットランド沖合に建設され電力の供給を開始。ハリケーンや大嵐にも耐え3ヶ月で42GWhを発電、予想を超える能力を示した。(写真提供:Statoil社)

昨年10月世界最大の浮体式洋上風力発電所が、スコットランド沖合に建設され電力の供給を開始。ハリケーンや大嵐にも耐え3ヶ月で42GWhを発電、予想を超える能力を示した。(写真提供:Statoil社)[写真拡大]

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 昨年10月、ノルウェーのスタトイル社が世界最大の浮体式洋上風力発電所「Hywind Scotland」をスコットランド沖合約25kmに建設、電力供給を開始した。風車は75mの羽根を3枚組み合わせたもので、直径154mという巨大風車だ。発電所1基あたり6MWの電力供給能力があり、5基設置することで約2万世帯へ電力を供給できるという。

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 浮体式洋上風力発電所は強風や高波にも耐える設計で、10月にスコットランドを襲ったハリケーンは風速45m、12月の大嵐では風速57mしかも8.2mの高波だったが耐え抜いた。この3ヶ月間の発電量は42GWhを達成、予想を超える能力を示した。

 自然環境を利用する発電では、周辺の気候により発電量が大きく変化する。そのため発電所の最大出力に対し、実際に得られた電力の割合を示す「設備利用率」が重要となる。スタトイル社によると海底に固定する洋上風力発電の場合、冬の強風が吹く時期でも設備利用率は40%~60%が一般的だという。同社ではHywind Scotlandが2017年11月から18年1月までの3ヶ月間の発電量は、設備利用率65%を達成し予想以上の結果が得られたとしている。

 Hywind Scotlandは嵐など天候が厳しいときはタービンの稼働を停止させるが、天候が回復すると自動的に再稼働する。また風に合わせて風車の角度を自動調節する構造を持ち、大きな風や波でも安全に稼働した結果、二度の嵐に耐え抜き沖合の風を効率良く利用して発電したことになる。同社では、世界中の洋上風力資源の80%以上が深い海の上にあり、海底固定型風力発電所の建設が不可能として、浮体式洋上風力発電所のニーズは大きいと見ている。(編集担当:久保田雄城)

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