欅坂46平手友梨奈、『響 -HIBIKI-』で映画初出演&初主演

2018年4月18日 21:09

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 欅坂46の平手友梨奈が、9月14日公開予定の映画『響ーHIBIKI』で鮎喰響役で主演することが発表された。

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 この作品は小学館のビックコミックスペリオールで連載され、2017年にはマンガ大賞も受賞した『響ー小説家になる方法ー』の映画化で、一人の天才小説家の少女が、不況にあえぐ出版業界で、様々な出会いを通じて成長していくというもの。

 作者の柳本光晴氏も、平手の持つ雰囲気をかねてから評価しており、「映画化するなら是非主演は彼女で」との考えを持っていたそうだ。

 これまで平手は、欅坂46全員が出演するドラマで主役をつとめているが、村外での演技仕事は初めてとなる。

 また、体調不良やスケジュールの都合などが重なり、先日行われた、欅坂の2周年記念となる『2nd YEAR ANNIVERSARY LIVE』を欠席、その他の仕事も休むなどしているだけに、今作品の監督である月川翔氏も、「最初に名前が上がったときリスクの大きい選択だと思った」と正直な心情を吐露している。

 しかし、「不安以上に期待のほうが大きい」と言わしめるだけの存在感、あるいは彼女のまとう威圧感を評価して、「響を演じるうえで到達点にいけるのは平手さんだけ」とコメントしている。

 平手不在の不安をかき消して『2nd YEAR ANNIVERSARY LIVE』を大成功に導いた欅坂46、冠番組をGETして、勢い盛んなけやき坂46、1、2期の安定感と、3期のフレッシュ感が見事にはまり、メンバーの卒業や高齢化をはねのけて驀進を続ける乃木坂46と、バランスよく成長を続ける坂道グループ。

 おそらくその最大の武器は「期待感」だと思われる。

 原石としての可能性を内包した少女たちを選んだとされる坂道グループは、基本的に常に新しい環境への挑戦が宿命づけられている。

 これはどのグループにも言えることではあるが、AKBのそれが、「ファンを飽きさせないためのサプライズ」としての挑戦が多いのに対し、坂道の場合は「メンバーの可能性を開拓するためのサプライズ」を意識しているように見えるのだ。

 今回の平手の抜擢も、けやき坂、あるいは乃木坂3期生やこれから入ってくるメンバーのチャレンジの場を広げる意味合いと同じぐらい、平手自身の可能性を掘り起こすきっかけとなることを期待したいものである。(記事:潜水亭沈没・記事一覧を見る

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