18年GWの旅行動向、国内旅行人数は過去最高 欧州方面も復調 JTB調査

2018年4月11日 21:36

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(画像: JTBの発表資料より)

(画像: JTBの発表資料より)[写真拡大]

 JTBは10日、2018年のゴールデンウィーク(以下GW、4/25~5/5)の旅行動向予測を発表した。

 旅行動向アンケートでは、今年のGWに旅行に行く人は、昨年よりやや増加する結果となったという。「昨年と今年のGWの違い」では、「収入」について「昨年より収入が増えた(16.5%)」が「昨年より収入が減った(13.2%)」を上回り、「休暇の取得」に関しても、「昨年より長く休みが取れそうだ(11.0%)」が「昨年より休みが取れそうにない(7.7%)」より多くなったという。

■18年GW 海外旅行動向

 海外旅行人数は前年比0.7%増の58.5万人、一人あたりの旅行平均費用は前年比2.7%増の26万4,000円と予測。

 今年のGWは「3連休」から平日を2日挟んで「4連休」であることから、人気のアジア方面を中心に、海外旅行人数は昨年より増加することが見込まれるという。

 前年より燃油サーチャージが上がっていることや、平日2日を休んで長距離の旅行に出かける人もいることから、旅行平均費用も26万4,000円と増加を予測している。

 JTBの海外パッケージツアー「ルックJTB」の予約状況をみると、出発日のピークは、近距離のアジアを中心に5月3日(祝)、米国本土や欧州などの遠距離は4月28日(土)、29日(祝)がピークになっているという。

 人気の行き先は、ファミリーに人気のハワイ、近・中距離では台湾・シンガポールなどのアジア、遠距離ではイタリア・フランスとなり、ヨーロッパ方面の復調傾向が続いているという。

■18年GW 国内旅行動向

 国内旅行人数は前年比0.8%増の2,384万人と過去最高、国内旅行平均費用は前年比1.7%増の3万6,200円と予測。

 JTBの国内パッケージツアー「エースJTB」の予約状況をみると、出発日は4月28日(土)、5月3日(祝)が多く、行き先は、東北や九州、中国四国などが人気となっているという。日本の名旅館に泊まるプランも昨年に比べて予約が好調としている。

 また、35周年を迎える東京ディズニーリゾートや東京ミッドタウン日比谷などの新しい商業施設が増える東京・関東地区の予約も好調だという。

 名古屋では昨年オープンした「LEGOLAND Japan」(レゴランド・ジャパン)の水族館「SEA LIFE」が4月15日に、オフィシャルホテルが4月28日にオープンすることから、関連商品については東海地区を中心に予約が増えているという。

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