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ニッポンレンタカー、乗用車・ワゴン車を「全車禁煙」へ 業界初
画像はイメージです。(画像:いらすとや)[写真拡大]
ニッポンレンタカーサービスは、同社のレンタカー事業における乗用車・ワゴン車クラスの「全車禁煙化」を、11月1日をもって全国に拡大、完全実施すると発表した。
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ニッポンレンタカーは以前から禁煙化の対応については積極的な推進を行っていた。北海道ならびに九州地区では既に乗用車・ワゴン車の全車禁煙が実施されており、好評を博しているという。今回は、それを拡大して業界初の試みとなる全国での導入に踏み切ったという形だ。
狭い車内での喫煙は、どうしても臭いなどが残りやすいという問題がある。これまでにも防臭・脱臭などの様々な対策を試みてはきたが、やはり喫煙の行われた車両にそのあとで非喫煙者が乗ると車内臭が気になる、という指摘がこれまでに頻繁にあったという。
観光・レジャー用途のユーザーや、ファミリー層などでは、以前から全車禁煙化への強い要望があった。
また全国的に喫煙所が減り、喫煙完全不可の飲食店が増えるなど、公共の場、そして交通機関における禁煙化のニーズは高まっている。それが今回の決定の背景である。
なお、商業クラスにおいては喫煙車の取り扱いはあるとのことだが、11月1日以降出発の乗用車・ワゴン車はすべて禁煙車となるので、万が一車内で喫煙を行ったことが発覚した場合、2万円の休業補償料が請求されるという。
なお、電子・加熱式たばこも同様の扱いであるという。近年よく見かけるようになった電子・加熱式たばこについては、健康面の問題などについてまだ研究・議論の余地が残っているところではあるが、健康面の有害さについてはいくつか証拠となる研究も上がってきており、また、匂いの問題は(多少の違いはあるとはいえ)やはり生じている。
もう一つの問題として、「電子タバコであるならば構わない」という認識と一般の非喫煙者との間の認識の乖離がトラブルを起こしている事例もある。そういった背景を踏まえての禁止と思われる。(記事:藤沢文太・記事一覧を見る)
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