大阪桐蔭、36年ぶり史上3校目の春連覇 第90回選抜高校野球大会

2018年4月4日 22:46

印刷

 4日、阪神甲子園球場で第90回選抜高校野球大会決勝が行われ、大阪桐蔭が智弁和歌山に5-2で勝利し、春の大会連覇を成し遂げた。春大会での連覇はPL学園以来、36年ぶり史上3校目のことである。智弁和歌山は、昨秋から公式戦3連敗中の大阪桐蔭に雪辱を期して臨んだ試合であったが、先制するも健闘むなしく準優勝に終わった。

 3回まで大阪桐蔭・根尾、智弁和歌山・池田の両投手が互いに強力打線を無得点に封じる投手戦が続く。4回表、智弁和歌山がエラーとヒットでノーアウト満塁とし、ダブルプレーの後、東妻のレフト前タイムリーヒットで2点を先制する。

 大阪桐蔭もその裏、ヒットと死球でノーアウト満塁とし、ここでショートゴロの送球をセカンドが捕球できず1点を返す。さらにセカンドゴロダブルプレーの間に1点を返し同点に追い付く。

 7回裏、大阪桐蔭はノーアウトからフォアボールで出塁。ここで智弁和歌山は投手を連投のエース平田に交代。大阪桐蔭は送りバントで2塁に進め、さらに宮崎がチェンジアップが高めに浮いたところをレフト前へタイムリーヒットし3-2と逆転する。8回裏、大阪桐蔭は攻撃の手を緩めず、ノーアウト2塁から藤原の左中間への長打、根尾の三遊間を破るタイムリーヒットと続き5-2と突き放す。

 この試合、完投した大阪桐蔭・根尾は史上初の2年連続センバツ優勝投手となった。

関連キーワード

関連記事