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銀座シックス、開業1年で来館客2000万人の見込み
銀座シックス (c) 123rf[写真拡大]
4月20日で開業1周年を迎える東京都中央区銀座の複合商業施設・銀座シックスは3日、年間の来館客を約2,000万人、売上高を約600億円とする見通しを明らかにした。都内だけでなく、全国各地、海外からも集客できたためで、銀座の文化発信基地としての役割も果たせているとしている。
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運営会社の銀座シックスリテールマネジメントは、来館客や売上高の正確な数字を出していないが、来館客の年齢層は20代から60代まで幅広く、男女比もほぼ同じ割合で推移している。銀座という好立地もあり、全国各地や海外からのリピーター客が集まっているという。
同社の桑島壮一郎社長は「売り上げは順調で、大変良いスタートを切れた。旗艦店集積による商品力、サービスに加え、アート展示、屋上庭園、観世能楽堂での公演などここでしか味わえない体験が評価されたと思う」とのコメントを発表した。
銀座シックスは、松坂屋銀座店跡など銀座6丁目の10番、11番街区約1.4ヘクタールの一体再開発で誕生した。地下6階、地上13階建て延べ約14万7,600平方メートルの建物に、飲食、物販など約240店が入居した銀座地区最大級の複合商業施設として2017年4月20日にオープンした。
店舗のうち、半分以上が高級ブランドの旗艦店。高級時計の「フランク・ミュラー」が世界初の菓子店を併設したのをはじめ、「白い恋人」で知られる北海道の石屋製菓が道外初の直営店を出すなど限定店が集まっている。中央通りに面した外観には高級ブランド店が軒を連ねたように装飾し、「銀ブラ」を楽しめる空間を演出した。
飲食や物販だけでなく、銀座の文化発信基地の役割にも力を入れ、地下に渋谷区から観世能楽堂を移したほか、屋上に約4,000平方メートルの庭園を整備した。館内の吹き抜け空間に有名アーティストの作品を展示するなどアート展も再三開催している。さらに観光バスの乗降所やツーリストサービスセンターを設け、外国人観光客らの受け入れを進めてきた。(記事:高田泰・記事一覧を見る)
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