古き良きアクション映画「フライト・ゲーム」「トレイン・ミッション」、そのクオリティはセガールばり!

2018年3月30日 08:13

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■リーアム・ニーソン主演「トレイン・ミッション」が公開!

 リーアム・ニーソン主演の映画「トレイン・ミッション」が公開される。この映画は「フライト・ゲーム」の主演と監督が再びタッグを組み、最近では珍しくなった、俳優が身体を張ったアクション中心の映画となっている。

 過去にはスティーブン・セガールやシルベスター・スタローンなどがこうした身体を張った映画を数多く残してきた。その骨太なアクションはCGや合成では出せない緊迫感をはらんでおり、見ているこちらもつい手に汗握ってしまう。「フライト・ゲーム」や「トレイン・ミッション」は、そんな昔懐かしいアクション映画に仕上がっている。

■地上波でも放送された「フライト・ゲーム」

 航空保安官の仕事をしているビル・マークス(リーアム・ニーソン)。昔からアウトローな人物として知られていたが、大事な娘を病気で亡くしてしまい酒ナシでは生きられなくなった。それでも仕事を続けており、ビルはいつものように一般客に紛れてニューヨーク発ロンドン行きの航空機に乗り込む。

 普段通りに仕事がはじまるかと思うと、窓際に座っていたザックにジェンが席を交代してほしいと告げ、ビルの隣の席に座る。人懐っこいジェンと話ながら無事に飛び立つも、ビルの携帯に不審なメールが入る。航空保安に関する人間でないと使えない回線に突如としてやってくるメールに驚くビルだが、開いてみると「1億5000万ドルを指定口座に送金しろ。しなければ20分ごとに機内の誰かを殺害する」という内容だった。

 ビルは同じ航空保安官のジャックに相談するも、ただのイタズラであると指摘される。しかし、捜査を続けていくとジャックが事件に関わっていることが判明する。トイレの中でもみ合いになり、身の危険を感じたビルはジャックを殺害してしまう。そして、犯人からタイミングを見計らったように「はじめの被害者が出た」とメールが届く。

 事件が進む中、ビルの立場はどんどん悪くなってしまう。それでもテロをもくろむ犯人をつかまえるため、ビルは乗務員やジェンの協力を得ながら戦うこととなる。

■わかりやすいストーリーとアクションが見事にマッチ

 最近ではこだわり抜いた謎や複雑に絡み合った人間関係で見せる映画がある。しかし、「フライト・ゲーム」にはそうした仰々しさはなく、誰にでもわかりやすい謎と清々しいアクションで解決するストーリーラインとなっている。また、ラストには大破する飛行機の中で銃撃戦が繰り広げられたリ、決死の状態からの救出劇など見どころの多い映画となっている。

 この流れを大きく汲んだのが「トレイン・ミッション」だ。こちらの映画でもたまたま列車に乗り込んだリーアム・ニーソンが事件に巻き込まれ、多くの困難に立ち向かう姿を中心に物語が進んでいく。映画に求めるものはさまざまであるが、とにかくスカッとしたいときにはぜひおすすめしたい映画である。

 「トレイン・ミッション」は2018年3月30日から上映スタート。(記事:藤田竜一・記事一覧を見る

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