仙台空港、東急の会員向けシェアオフィスと提携 ビジネス利用の拡大目指す

2018年3月19日 22:13

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 仙台国際空港では、同社が運営する「ビジネスラウンジ」のサービス向上のため、4月1日から営業時間を拡大する。また同時に、東急電鉄と提携し、東急が提供している法人会員制サテライトシェアオフィス事業「NewWork(ニューワーク)」向けのサービスを、同日より開始する。

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 仙台空港が運営するビジネスラウンジは空港ビルの3階にあり、乗客が飛行機の出発までの待機時間をくつろいで過ごせるようサービスを提供している。今回、特に出発便の多い朝と夕方のニーズに答える形で、営業開始時間を午前8時30分から7時30分に1時間繰り上げ、営業終了時間を19時30分から20時30分に繰り下げる。

 「NewWork(ニューワーク)」は、東急が提供する法人会員制サテライトシェアオフィス事業。会員として入会すると、シェアオフィスとしてWi-Fiやマルチプリンター、TELブースなど、通常のオフィスと遜色ない環境を使用できる。2018年2月末時点までに、首都圏を中心に直営11店舗のほか、全国75店舗のシェアオフィスやカラオケ店と提携し事業展開している。

 仙台国際空港では、ニューワークの提携店となることで、首都圏からの出張など、オフィスユースの顧客獲得を目指す。東北地方としては2施設目の提携であり、 初の空港提携店となる。提携により、4月1日以降、ニューワーク会員はビジネスラウンジの使用が可能となる。

 東北の玄関口である仙台空港に拠点を持てることは、ニューワーク会員にとっても、時間短縮や生産性の向上などのメリットがあり、両者の思惑が合致した上での提携となったようだ。(記事:M_imai・記事一覧を見る

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