9日の中国本土市場概況:上海総合0.6%高で続伸、ITハイテク・バイオ医薬関連に買い

2018年3月9日 16:59

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記事提供元:フィスコ


*16:59JST 9日の中国本土市場概況:上海総合0.6%高で続伸、ITハイテク・バイオ医薬関連に買い
9日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比18.76ポイント(0.57%)高の3307.17ポイントと続伸した。上海A株指数も上昇し、19.64ポイント(0.57%)高の3463.81ポイントで取引を終えた。

政策期待で買われる流れ。中国では国会に相当する全国人民代表大会(全人代)が開催中のため、各種政策に対する期待感が高まっている。また、同期間中は当局が相場を安定させる——との思惑も根強い。

業種別では、ITハイテク関連やバイオ医薬関連の上げが目立つ。LED基盤・チップ中国最大手の三安光電(600703/SH)が3.7%高、システム開発の用友網絡(600588/SH)が3.1%高、医薬メーカーの天士力医薬集団(600535/SH)が5.4%高で引けた。成長性の高いハイテク・バイオ産業などを育成する政府方針が引き続き追い風になっている。港湾・海運株もしっかり。秦港(601326/SH)が値幅制限いっぱいまで上昇し、中遠海運HD(601919/SH)が2.7%値を上げた。自動車株、消費関連株、軍需関連株、金融株の一角などもしっかり。

外貨建てB株の相場も続伸。上海B株指数が2.08ポイント(0.63%)高の330.72ポイント、深センB株指数が9.59ポイント(0.82%)高の1175.62ポイントで終了した。

【亜州IR】《FA》

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