設楽悠太、16年ぶりにマラソン日本記録更新!

2018年2月25日 19:53

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■日本記録更新

 25日に行われた東京マラソンで設楽悠太が2時間6分11秒でゴールし、16年ぶりに日本記録を更新した。一時は先頭から離され、日本記録どころか日本人1位すら危ぶまれた設楽だった。それでも終盤でギアを上げ井上大仁を抜き日本人1位に躍り出た。その段階ではまだ日本記録を更新できるかできないかというギリギリのラインだったが、さらにギアを上げ、前方にいる選手を追い抜くと一気に加速。最終的に日本記録を5秒上回るタイムでゴールした。記録だけではなく順位も2位となり「世界に通用する」ということを証明できたレースとなった。

 日本人2位、全体でも5位となった井上も2時間6分台を記録。さらには、東京オリンピックの出場権をかけるレース「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」の参加資格を得た選手が続出し、日本マラソン界にとって実りある1日となった。

■設楽の躍動感

 設楽がまず魅せたのは20キロ付近、ハーフマラソンの日本記録保持者の力を見せつけた。ペースランナーの前に躍り出て、一瞬ペースランナーを唖然とさせた。ペースが安定した状況での設楽のスパートは自信の表れがにじみ出ていた。

 先頭集団から脱落者が出てきたころに設楽のペースも徐々に落ちていった。このままずるずる行ってしまうかと思われた設楽だが日本人トップに着けていた井上を視界に捉えられる距離で粘っていた。

 井上のペースが落ちてきたあたりから逆に設楽のペースが上がり、徐々にその差を詰めていった。それまで井上が「日本記録を更新できるかどうか」という状況だった。しかし設楽のスピードが上がり井上のペースが落ちたため日本記録更新の望みは設楽に託された。

■これからの日本マラソン界

 16年ぶりに日本記録が更新された日本男子マラソンだが、今後もこの記録が更新されていく予感は大いにある。すでにMGCの出場権を獲得している大迫傑も日本記録を狙えるのではないかという逸材である。今のところ設楽、大迫が日本マラソン界で頭一つ抜き出ているように見受けられるが、他のランナーも一皮むければこの2人に追いつけ追い越せという程度の力の差だ。

 東京オリンピックまで2年半程度。それまでに日本記録が2、3回ほど更新されるようなことがあれば日本人がマラソンでメダル獲得するレベルに達する可能性は大いにありうる。

 今回の東京マラソンでの設楽の日本記録更新は単に記録を打ち破ったということではなく、「今後世界とがっぷり四つで戦う」という狼煙を上げたことのように思えるのは私だけではないはずだ。

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