関連記事
NYの視点:米国のインフレ動向確認へ、1月CPIやPPIで
記事提供元:フィスコ
*08:04JST NYの視点:米国のインフレ動向確認へ、1月CPIやPPIで
2018年に入り、投資家の間でインフレ急伸への警戒感が浮上した。ゴールドマンサックスのブランクファインCEOは、ブルーンバーグとのインタビューで、インフレがFRBの利上げを強いるリスクがあると警告。ヘッジファンド運用者のポール・チューダー・ジョーンズ氏も年初、インフレが「猛烈な勢い」で出現しようとしており、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル新議長が利上げペースの加速を強いられる可能性があると述べた。
米労働省が発表した1月雇用統計で、賃金の伸びが予想以上となったことがひとつの証拠となった。そんな中、市場は、今週発表される最新の1月の消費者物価指数(CPI)や生産者物価指数(PPI)の結果で、インフレ動向をさらに判断していく。コアCPIは12月から低下する見込み。インフレは経済の状況の変化からかなり遅れてその影響があらわれる傾向にある。このため、2017年の後半から2018年初旬に見られた成長ペースの加速がインフレの上昇として明確にあらわれるのは本年末または、2019年初旬になると見られる。インフレは明確に上昇軌道にあるものの、現在のところ、そのタイミングや幅を市場が先走って織り込みすぎだとの指摘もある。
ホワイトハウスは現在のところ連邦準備制度理事会(FRB)副議長で有力候補がいないという。米ウォールストリートジャーナル紙が伝えた。ただ、メスター・クリーブランド連銀総裁も副議長候補のひとりと伝えられており、もし、超タカ派として知られるメスター総裁が副議長となると、利上げペースが加速される可能性も出てくる。《CS》
スポンサードリンク
スポンサードリンク
- NYの視点:ドル指数は200DMAも再び視野、インフレや経済底堅く、FOMCが利下げに慎重姿勢維持との見方も 3/19 07:44
- 日本銀行は今週開催の金融政策決定会合でマイナス金利政策の解除について検討へ 3/18 14:52
- NYの視点:【今週の注目イベント】FOMC、日銀、英中銀金融政策決定会合、EUサミットなど 3/18 07:33
- 国内外の注目経済指標:日銀はマイナス金利政策を解除へ 3/16 15:05
- 金はFOMCまでは保ち合いが続きそう サンワード貿易の陳氏(花田浩菜) 3/15 09:59