6日の中国本土市場概況:上海総合3.4%安で3日ぶり反落、大型株が下げ主導

2018年2月6日 17:05

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記事提供元:フィスコ


*17:05JST 6日の中国本土市場概況:上海総合3.4%安で3日ぶり反落、大型株が下げ主導
6日の中国本土市場は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比116.84ポイント(3.35%)安の3370.65ポイントと3日ぶりに反落した。約1カ月ぶりの安値水準に落ち込んでいる。上海A株指数も下落し、122.41ポイント(3.35%)安の3530.57ポイントで取引を終えた。

昨夜の米株急落、この日のアジア株全面安などが不安視された。原油など商品の市況安も重しとなっている。また、中国人民銀行(中央銀行)が資金吸収を続けていることも改めてネガティブ材料視された。人民銀はこの日、9営業日連続でオペによる資金供給を見送った。期日到来分があるため、この間にネットで合計1兆2700億人民元の資金が吸収されている。

幅広く売られ、指数構成銘柄はほぼ全面安(9割超が下落)。時価総額上位の銘柄群が下落を主導した。中国建設銀行(601939/SH)が4.0%安、中国石油天然気(601857/SH)が5.7%安と値を下げている。不動産株も安い。金地集団(600383/SH)が7.0%、緑地控股(600606/SH)が6.8%、保利地産(600048/SH)が3.5%ずつ下落した。資源・素材株、消費関連株、ITハイテク関連株、インフラ関連株なども下げが目立っている。

外貨建てB株の相場は続落。上海B株指数が10.62ポイント(3.14%)安の327.84ポイント、深センB株指数が34.88ポイント(2.96%)安の1144.76ポイントで終了した。

【亜州IR】《CS》

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