今週の【マザーズ市場】1月22日~26日『中小型株や好業績銘柄に物色』

2018年1月28日 15:07

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記事提供元:フィスコ


*15:07JST 今週の【マザーズ市場】1月22日~26日『中小型株や好業績銘柄に物色』
【昨年来高値更新、バイオ株や直近IPO銘柄に買い】22日(月)

■概況■1324.73、+34.92
22日(月)のマザーズ市場では、前週末に売られたSOSEI<4565>が反発したほか、その他バイオ株や直近IPO銘柄の一角に買いが入り、マザーズ指数は堅調に推移した。外部環境の不透明感や主要企業の決算内容を見極めたいとする思惑などから、日経平均は上値の重い展開となり、中小型株に物色が向かいやすかった面もあるようだ。なお、マザーズ指数は5日ぶり大幅反発、2%を超える上昇で昨年来高値を更新した。売買代金は概算で1256.05億円。騰落数は、値上がり196銘柄、値下がり46銘柄、変わらず2銘柄となった。


◆注目銘柄◆
SOSEIやマザーズ売買代金トップのフィルカンパニー<3267>、その他HANATOUR<6561>、ブライトパス<4594>、中村超硬<6166>などが上昇。SOSEIは一部証券会社の新規高評価付与が観測されている。

バイオ株のナノキャリア<4571>やアンジェス<4563>、株式分割実施を発表したハイアス<6192>やコラボス<3908>、直近IPO銘柄の一家ダイニング<9266>、新サービス開始のメディアS<4824>、その他リンクバル<6046>はストップ高水準で本日の取引を終えた。アンジェスは遺伝子治療薬の国内承認申請が材料視された。エンバイオHD<6092>やグローバルリンク<3486>も上げが目立った。

一方、DMP<3652>やUNITED<2497>などが軟調で、PKSHA<3993>は小安い。また、BS<3623>がマザーズ下落率トップとなった。


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【続伸、連日で昨年来高値更新】23日(火)

■概況■1340.57、+15.84
23日(火)のマザーズ市場では、日経平均が300円を超える上昇となるなか、相場全体の先高感の高まりを背景に中小型株でも買い優勢の展開となった。マザーズ時価総額上位のSOSEI<4565>が大幅続伸して指数をけん引したほか、材料株やテーマ株物色も活発だった。なお、マザーズ指数は続伸、連日で昨年来高値を更新した。売買代金は概算で1459.48億円。騰落数は、値上がり147銘柄、値下がり88銘柄、変わらず9銘柄となった。


◆注目銘柄◆
SOSEIやフィルカンパニー<3267>、PKSHA<3993>、サンバイオ<4592>、DMP<3652>、サイバーダイン<7779>などが上昇。株式分割実施を発表したテラスカイ<3915>、立会外分売のリリースで東証1部への昇格期待が高まった串カツ田中<3547>のほか、エーバランス<3856>、グローバルリンク<3486>、カナミックN<3939>がストップ高水準で取引を終えた。コラボス<3908>は前日同様にストップ高水準での買い気配が続いた。新商品提供に向けた登録完了を発表したロードスター<3482>なども上げが目立った。

一方、ナノキャリア<4571>、中村超硬<6166>、HANATOUR<6561>、メディアS<4824>などは利益確定売りに押され下落。遺伝子治療薬の国内承認申請を受けて前日ストップ高だったアンジェス<4563>だが、本日は前期業績の修正もあり急反落した。


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【連日で昨年来高値を更新、そーせいやサイバーダインが堅調】24日(水)

■概況■1355.55、+14.98
24日(水)のマザーズ市場では、日経平均の上値が重い展開となるなか、同市場における時価総額上位銘柄中心に個人主体の短期資金が向かったことから指数をけん引し、連日で昨年来高値を更新する場面がみられた。後場に利益確定の動きも一時的にみられるなか、直近IPO銘柄やバイオ株のほか、好業績銘柄への物色意欲は強かった。なお、マザーズ指数は3日続伸、売買代金は概算で1643.42億円。騰落数は、値上がり134銘柄、値下がり102銘柄、変わらず8銘柄となった。


◆注目銘柄◆
値上がり率上位には、連日で昨年来高値を更新しているハイアス・アンド・カンパニー<6192>やナノキャリア<4571>のほか、直近IPO銘柄のクックビズ<6558>などが並んだ。売買代金上位では、時価総額上位銘柄であるそーせい<4565>やサイバーダイン<7779>のほか、ナノキャリアやDMP<3652>が堅調。一方で、PKSHA<3993>のほか、フィルカンパニー<3267>やグローバルリンク<3486>などはさえない。


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【4日ぶり反落、地合い悪化で目先の利益確定】25日(木)

■概況■1348.65、-6.90
25日(木)のマザーズ市場は、では、このところの中小型株物色の流れから買いも入ったが、結果的に目先の利益を確定する動きが優勢となった。為替の円高進行やこれに伴う日経平均の軟調推移を受けて、個人投資家の積極姿勢もやや後退したようだ。なお、マザーズ指数は4日ぶり反落、売買代金は概算で1178.72億円。騰落数は、値上がり88銘柄、値下がり149銘柄、変わらず7銘柄となった。


◆注目銘柄◆
直近で上昇の目立っていたナノキャリア<4571>のほか、DMP<3652>、サイバーダイン<7779>、ミクシィ<2121>、GNI<2160>などが下落。本日より信用規制が実施されたフィルカンパニー<3267>も売り優勢だった。また、アンジェス<4563>やユニネク<3566>がマザーズ下落率上位に顔を出した。

一方、マザーズ売買代金トップのSOSEI<4565>は朝高後伸び悩んだものの、終値で小幅ながらプラスを確保した。その他、ブライトパス<4594>、PKSHA<3993>、サンバイオ<4592>などが上昇。また、ベネフィットJ<3934>、一家ダイニング<9266>、大泉製<6618>などがマザーズ上昇率上位となり、自社創薬品目「RBM003」の実験結果が好感されたリボミック<4591>や特許出願観測のアスカネット<2438>なども大きく買われる場面があった。


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【反発、上値追いの動き乏しく】26日(金)

■概況■1351.89、+3.24
26日(金)のマザーズ市場は、では、為替の円高一服や日経平均の反発スタートにつれて押し目買いが先行した。ただ、積極的に上値を追う動きは乏しく、マザーズ指数は小高い水準でのもみ合いが続いた。前場には一時マイナスに転じる場面もあった。なお、マザーズ指数は反発、売買代金は概算で1068.19億円。騰落数は、値上がり126銘柄、値下がり115銘柄、変わらず3銘柄となった。


◆注目銘柄◆
バイオ株のブライトパス<4594>がマザーズ売買代金トップ。共同研究に関するリリースを受けて朝方大きく買われる場面があった。その他ではサインポスト<3996>、GNI<2160>、サイバーダイン<7779>などが上昇し、PKSHA<3993>は小幅高となった。業績上方修正のドリコム<3793>も買い優勢。ベネフィットJ<3934>は連日の大幅高でマザーズ上昇率トップとなり、TKP<3479>やリンクバル<6046>も急伸した。

一方、SOSEI<4565>、サンバイオ<4592>、DMP<3652>などがさえない。ミクシィ<2121>も小安い。また、ナノキャリア<4571>は本日より信用規制が実施され、マザーズ下落率トップとなった。


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