概況からBRICsを知ろう~ブラジル株式市場は続伸、原油高などを引き続き好感

2018年1月5日 10:22

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記事提供元:フィスコ


*10:22JST 概況からBRICsを知ろう~ブラジル株式市場は続伸、原油高などを引き続き好感
【ブラジル】ボベスパ指数 78647.42 +0.84%
4日のブラジル株式市場は続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比652.26ポイント高(+0.84%)の78647.42で取引を終えた。77997.69から79134.83まで上昇した。

買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで狭いレンジでもみ合った。原油価格の続伸が好感され、資源の一角に買いが継続。また、海外市場が堅調な値動きを示したことも買い安心感を与えた。一方、最近の上昇で過熱感がやや高まり、慎重ムードが継続した。
【ロシア】MICEX指数 2197.60 +2.07%
4日のロシア株式市場は続伸。主要指標のMICEX指数は前日比44.63ポイント高(+2.07%)の2197.60で取引を終了した。2153.87から2197.60まで上昇した。

買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。原油価格の続伸が支援材料となり、資源の一角に買いが継続。また、海外市場の上昇なども買い安心感を与えた。ただ、正教クリスマスで国内の多くの企業や銀行が新年休暇に入っており、引き続き閑散取引となった。

【インド】SENSEX指数 33969.64 +0.52%
4日のインドSENSEX指数は強含み。前日比176.26ポイント高(+0.52%)の33969.64、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同61.60ポイント高(+0.59%)の10504.80で取引を終えた。

終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅を拡大させた。海外市場の上昇を受け、インド株にも買いが先行。また、堅調な経済指標も支援材料となった。12月の日経製造業購買担当者指数(PMI)は54.7となり、前月の52.6から上昇した。

【中国本土】上海総合指数 3385.71 +0.49%
4日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比16.60ポイント高(+0.49%)の3385.71ポイントと5日続伸した。

域内金利の低下がプラス。2017年末にかけて高止まりしていた上海銀行間取引金利(SHIBOR)の3カ月物は、今年に入り低下傾向が鮮明化し、足元では昨年11月後半の低い水準で推移している。資金ひっ迫の懸念が後退した。中国の政策に対する期待感も根強い。《NH》

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