人気ラノベ作品「続・終物語」がアニメ化、なぜ物語シリーズは人気なのか?

2018年1月2日 13:14

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■物語シリーズの最終章「続・終物語」がアニメ化

 人気作家の西尾維新が手掛ける物語シリーズの最終章である「続・終物語」のアニメ化が決定した。物語シリーズは「化物語」からはじまり長年ヒットしている作品で、最初のアニメ化から9年近くになる。現在のアニメ業界で長期間ヒットする作品は数少なく、これだけアニメ化が望まれ続けることも珍しい。それだけ愛されるのにはどんな理由があるのだろうか。

【こちらも】西尾維新の「物語」シリーズの物語り

■「物語シリーズ」とは

 物語シリーズは大きく分けて3部構成となっており、ファーストシーズンは2006年からはじまる。物語のはじまりは「化物語」の上下巻となっており、それ以降も「傷物語」、「偽物語(上・下)」、「猫物語(黒)」となっている。

 物語の主人公である阿良々木暦は、ある事件をきっかけに「怪異」である吸血鬼の力を持った人間になってしまう。その経験を契機に怪異と遭遇することが増え、問題を抱えた人たちを解決に導いていく。

 物語のはじまりである「化物語」では、メインヒロインである戦場ヶ原ひたぎと出会うことになる。彼女の母親は宗教にはまってしまい、それが原因で家族離散の状態となってしまう。ひたぎはその宗教信者を傷つけてしまい、さらに母親が宗教にはまる原因を作ってしまっていたのだ。

 母親が宗教へさらにのめり込んでしまう原因を作ったと感じたひたぎは、ある日「怪異」と出会ってしまう。その怪異はひたぎから体重を奪ってしまい、彼女を人間不信へ陥れてしまう。そんな彼女の秘密をひょんなことから知ってしまった阿良々木は、彼女を助けるために怪異の専門家である忍野メメに相談することにする。

■誰もが抱える「悩み」と独自の視点が共感を呼ぶ

 「化物語」ではひたぎが抱える家族との不和がテーマになっている。同じく「物語シリーズ」では各エピソードで女性が抱える問題に阿良々木が遭遇し、それを解決するのが基本的に流れとなっている。

 この各エピソードに登場する女の子たちは悩みを抱えているが、誰もが抱える可能性のある問題となっている。ただこれらの問題を映し出すだけでなく、作者独自の目線でこれらの問題を捉え、多角的に解決しようとするのが本作の魅力となっている。

 「続・終物語」では、前作にあたる「終物語」において阿良々木が怪異と決別し、その後の人生を書いた物語となっている。アニメも「本来なかったはずの世界観、ありえなかった未来」を描く予定となっており、おわったはずの続きを見られるようだ。(記事:藤田竜一・記事一覧を見る

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