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15日の中国本土市場概況:上海総合0.8%安と続落、資源・素材セクターさえない
*16:59JST 15日の中国本土市場概況:上海総合0.8%安と続落、資源・素材セクターさえない
15日の中国本土市場は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比26.30ポイント(0.80%)安の3266.14ポイントと続落した。上海A株指数も下落し、27.63ポイント(0.80%)安の3420.53ポイントで取引を終えている。
中国の金利高を警戒。中国人民銀行(中央銀行)は14日、中期流動性ファシリティ(MLF)とリバースレポの金利を引き上げた。上海銀行間取引金利(SHIBOR)の上昇基調は止まらず、3カ月物はこの日、約2年8カ月ぶりの高い水準を切り上げている。金融政策を巡っては、週明け18~20日に「中央経済工作会議」が開催される見通し。金融デレバレッジ(負債圧縮)の強化などがその場で打ち出される——との観測がある。
業種別では、景気動向に敏感な素材株の下げが目立つ。中国中煤能源(601898/SH)が1.4%安、宝山鋼鉄(600019/SH)が3.0%安、洛陽モリブデン(603993/SH)が2.9%安、華新水泥(ファシン・セメント:900933/SH)が5.3%安で引けた。前日公表された11月の経済指標低迷を背景に、中国景気の鈍化懸念が広がっている。不動産株も安い。金利高のデメリットが意識された。そのほか、ITハイテク関連株やバイオ医薬関連株、金融株、自動車株、運輸株、インフラ関連株など幅広く売られている。
一方、河北省での「雄安新区」設立に絡み同地や北京、天津などに事業拠点を置く銘柄群が逆行高。送配電機器の保定天威保変電気(600550/SH)が3.1%、下水処理の天津創業環保集団(600874/SH)が2.2%、インフラ・公共設備運営の北京首創(600008/SH)が1.5%ずつ値を上げた。同新区のインフラ整備は始まったばかり。18年度は開発投資が加速する見込みだ。
外貨建てB株相場は値下がり。上海B株指数が0.10ポイント(0.03%)安の336.65ポイント、深センB株指数が10.74ポイント(0.93%)安の1146.25ポイントで終了した。
【亜州IR】《CS》
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