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【注目銘柄】トーカロは06年の上場来高値に接近、18年3月期通期予想は再増額の可能性
トーカロ<3433>(東1)に注目したい。高機能皮膜を形成する溶射加工の最大手で、半導体・FPD製造装置部品向けを主力としている。18年3月期第2四半期累計が計画超の大幅増収増益となり、通期予想増額修正した。さらに再増額の可能性が高いだろう。株価は06年の上場来高値に接近している。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。
■18年3月期通期予想は再増額の可能性
18年3月期第2四半期累計の連結業績は、売上高が前年同期比15.7%増収、営業利益が35.3%増益、経常利益が39.1%増益、純利益が35.6%増益だった。計画超(10月31日に増額修正)の大幅増収増益だった。
溶射加工の売上高(単体ベース)が15.1%増収と好調に推移した。このうち産業機械分野は1.0%減収だったが、主力の半導体・FPD分野が31.2%増収と牽引し、鉄鋼分野も10.0%増収だった。その他表面処理加工(24.2%増収)や海外子会社(22.1%増収)も好調だった。
通期連結業績予想も10月31日に増額修正している。売上高は30億円増額して17年3月期比13.9%増の330億円、営業利益は9億円増額して20.4%増の68億円、経常利益は10億円増額して20.7%増の70億円、純利益は5億円増額して10.6%増の45億円とした。溶射加工の計画は10.1%増収(うち半導体・FPD分野が15.2%増収)とした。受注残高が高水準であることを考慮すれば依然として保守的な印象が強い。
通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が49.6%、営業利益が51.5%、経常利益が51.3%、純利益が52.4%である。半導体・FPD分野が牽引して、通期会社予想は再増額の可能性が高いだろう。
■株価は06年の上場来高値に接近、好業績評価して上値試す
株価は本日11月27日は5340円まで上伸し、06年の上場来高値5270円を更新している。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形だ。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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